有効活用しようと長い間保管しておいた古着や余り布。
その中でも数が多いTシャツを再利用して作った超簡単バッグや簡単トートバッグは、思っていた以上にかわいい仕上がりで実用性も抜群です。
まだ何枚か残っている古着Tシャツ。今回は応用編としてTシャツを保冷・保温バッグにリメイクしてみることにしました。
完璧とはいえないものの、試行錯誤しながらなんとか作ることができた保冷・保温エコバッグ。
前回は大きめサイズの保冷・保温バッグを作ったので、今回はちょっとしたお出かけ用の小さめサイズ、子供用サイズを作ってみることにしました。
着なくなったTシャツやなかなか捨てられないお気に入りTシャツが便利な保温・保冷バッグに大変身!
Tシャツを再利用して作る保温・保冷ミニバッグの作り方・リメイク方法をご紹介します。
目次
お気に入り古着Tシャツ再利用
姉のオランダ土産ミッフィーTシャツ。
どうしても捨てることができないお気に入りのTシャツです。
確か2005年なのでかれこれ10年前。
生地はかなり厚め。スウェットみたいなジャージみたいな感じの生地です。
Tシャツリメイク保冷保温バッグの作り方・リメイク方法
- 費用:着なくなったTシャツなので費用はほぼなし
- 推定所要時間:ミシン→約1時間~2時間 手縫い→約2時間~3時間
- お手軽度:★★★★☆ アルミシートが厚いのでちょっと縫いづらい
- 自己満足度:★★★★☆ 大好きなミッフィーTシャツが復活して嬉しい
手順はTシャツリメイクトートバッグと保冷・保温エコバッグを混ぜ合わせた感じです。
1. Tシャツを切る
Tシャツ全体のシワを伸ばして、8cm~10cmくらいの幅(=持ち手として使う部分)で裾を切ります。さらに袖・両端もスパッと切ります。
襟ぐりもバッサリ切ります。必要に応じてバッグ本体部分の大きさも調整します。わたしは絵柄と生地のバランスを見ながらTシャツの裾部分をさらにカットしました。
2. バッグ本体生地の底を縫う
バッグ本体生地を中表(表面を内側)に合わせて底を縫います。次に縫い目の外側の不要な部分を切って形を整えます。
開くとペロンと1枚の布になります。
3. アルミシートのサイズを計算する
- バッグ両脇の縫い代→3cm(1.5cmずつ三つ折り)
- バッグ上側(=持ち手をつける部分)の縫い代→4cm(2cmずつ三つ折り)
としてステップ2で準備した本体生地サイズから逆算しました。
ステップ2で準備した一枚布のサイズは縦: 56cmくらい 横: 33cmくらい。
- 本体生地の短い方(今回の写真では横の長さ) 33cm-3cm-3cm=27cm
- 本体生地の長い方(今回の写真では縦の長さ) 56cm-4cm-4cm=48cm
といった感じでアルミシートサイズを算出しました。
が、計算が面倒なので、アルミシートをバッグ本体生地に重ねながらなんとなくサイズを決めてもよろしいかと。
4. バッグ本体とアルミシートを重ねる
- バッグ本体生地の裏面を上にして横長になるように置く
- アルミシートの表面を上にして、左右の縫い代6cmずつ・上下の縫い代3cmずつを残してバッグ本体生地の上に重ねる
- アルミシートを巻き込みながら上下を1.5cm三つ折り→また1.5cm三つ折りしてクリップで留める
5. バッグ本体とアルミシートを縫い合わせる
ステップ4で重ね合わせたバッグ本体生地とアルミシートを中表(=バッグ本体生地の表面が内側)にして2つに折って両脇を縫います。ちなみにマチ針よりもクリップが便利です。
両端を縫った状態です。バッグに少しずつ近づいています。
6. マチを作る
マチ付きにするかどうか
小さめサイズのバッグなので、マチ付きにするかどうかは一度表に返して全体のバランスを見て決めるとよろしいかと。
わたしは
- 生地が分厚い
- マチなしでも十分物が入る大きさ
ということで今回はマチをつけないことにしました。
マチの作り方
- マチ幅を決める
- 線を引く
- 線の上を縫う
- 三角を切る
7. バッグ上側を三つ折りする
バッグ上側部分を三つ折りします。
が、もともとのTシャツ生地が厚いため、この時点ですでに三つ折りすらできないくらいの厚みに。
ピンチだ!と一瞬焦ったけれど仕方がないので分厚くなっている部分を切り落とした後、二つ折りにすることにしました。
Tシャツなので二つ折りでもなんとかなります。
8. 持ち手を作る
ステップ1で準備した持ち手用の生地を
- 生地の裏面を上にして横長に置く
- 上下の縫い代1cm~1.5cmくらいを内側に折り込む
- 中心から半分に折る
- 重ねた部分を縫い合わせる
といった手順で持ち手を作ります。
が、Tシャツ生地が厚い上に小さいので縫いづらい!というわけで、代わりに日本に帰ったときに100円ショップダイソーで買った「かばんテープ」を使うことにしました。
臨機応変に。
【追記】トートバッグの持ち手の作り方や縫い方をまとめてみました。
9. 持ち手をつける
持ち手をバッグ上側部分の三つ折りした部分にグッと差し込みます(別の手作りバッグの画像代用)。
さらに上にグッと。
10. 持ち手を縫いつけて固定する
バッグの上側をグルッと縫って持ち手を固定します。
わたしはズルして「かばんテープ」を使用。
- 持ち手を作る手間が省ける
- 取りつけが楽
- 見た目がいい
と便利すぎるかばんテープです。かばんテープ最高。
【追記】トートバッグの持ち手の位置や付け方を徹底研究してみました。
11. マジックテープを縫いつける
マジックテープを縫いつけます。
ファスナーの付け方が分からないのでマジックテープというだけです。
今回は「後で気が向いたときにつけよう」ということでそのままにしています。
【追記】手縫いでトートバッグにファスナーを後付けしてみました。
出来上がり
完成!
ミッフィーが真ん中じゃないけれど、想像していた通りのバッグができました。
ミッフィーのふるさとオランダ国旗を意識した色合いのかばんテープがかわいいです。
小さなジュースやヨーグルト、スプーン・フォークセットなども入るちょうどいい大きさで見た目もかわいいのでとても気に入っています。
まとめ
そんなわけで長年大切に保管していたお気に入りTシャツがかわいくて便利な保温・保冷バッグとして大復活!
作っているときは「失敗か!」と焦ったけれど、いざ使ってみると失敗点は全然気になりません。
かわいくて便利。大満足な仕上がりです。
「どうしても捨てられない」というTシャツは無理して捨てずにリメイクして復活させればいいじゃないか!と思います。
【追記】保冷保温ランチトートバッグを作ってみました。
【追記】Tシャツリメイク関連ネタまとめ
【追記】手作りトートバッグ関連ネタまとめ
そろそろ基礎も学ばないと。