手持ち服の見直しをして着なくなった服やボロボロになった服を整理したら気分がスッキリ!
スッキリしたついでに前から狙っていた夫の古いセーターを勝手にリメイクして、さっと羽織れるロングカーディガンを作りました。
編み物ができないくせになんだか編み物をした気分。編み物ができなくてもニットのリメイクはできる!とちょっとした自信につながりました。
この調子で編み物コンプレックスの克服を目指そう!ということで今回は着なくなったセーターを輪になっているマフラーみたいなスヌードにリメイク。
首元あったかもこもこ!着こなしの幅が広がる!古いセーターをスヌード・ネックウォーマーにリメイク!
「縦長くしゅくしゅタイプ」と「ドーナツの輪タイプ」の2種類のスヌードの作り方・縫い方、リメイク方法をまとめてみました。
目次
セーターを「縦長くしゅくしゅタイプ」のスヌードにリメイクする方法
- 費用:家にあるセーター
- 推定所要時間:ミシン→約15分~45分 手縫い→約45分~2時間
- お手軽度:★★★★★ 超簡単
- 自己満足度:★★★★★ くしゅくしゅがかわいい
材料
- 着なくなったセーター
- 糸
会社勤めをしていたときにオフィス用として買った薄いグレーのタートルネックセーター。
同じような色のセーターがもう1枚あり、ほとんど出番がなくなったのでリメイクすることにしました。
1.仕上がりをイメージする
- キリのいい袖下のあたり(写真黄色線)で切るのか?
- もう少し長めの首のあたり(写真ピンク線)で切るのか?
など欲しいスヌードの長さをイメージします。
わたしは長めのくしゅくしゅ感がある方が好きなので首のあたり(写真ピンク線)で切ることにしました。
2.シワを伸ばす
- セーターを裏返す
- 形を整える
- シワを伸ばす
みたいな感じです。
3.切る
「首のあたりを切って、袖を切って」みたいな流れで、だいたい四角になるように最初に決めた長さのところでザクザク切ります。
4.スヌードのベースを作る
今回は長いスヌードを作るために「キリのいい袖下のあたり」ではなく「もう少し長めの首のあたり」で切りました。
その結果
- 上側の両脇が開いている
- 全体的に四角くない
という状態になってしまったのでここで形を調整してスヌードのベースを作っておきます。
「キリのいい袖下のあたり」で切った場合、この工程は不要なので次のステップ(5.三つ折りする)に進みます。
ちなみに「最初に縫う→切る」の順番で形を調整してもよろしいかと。
わたしは「最初に縫う→切る」よりも「最初に切る→縫う」方が作業しやすいので最初に切ることにしました。
1).線を引く
両脇のボコッとした部分を消して「だいたい四角」にしたいので目印として線を引いておきます(引かなくてもOK)。水で消せる100円ショップチャコペンが便利です。
これでだいたい四角になるはず!
2).縫う
上から線を引いたところまで縫って両脇を閉じます。
3).不要な部分を切る
両脇のボコッとした部分を切ったらだいたい四角!
これでスヌードのベース完成です。
5.三つ折りする
上の部分をを三つ折りしてマチ針でとめます。
三つ折りの幅はお好みで。わたしは「約2cm折る→また約2cm折る」のような感じで折りました。
6.縫う
三つ折りした部分をグルッと縫います。
出来上がり
表に返したらスヌード!あっという間に出来上がり!
くしゅくしゅ!夫のセーターをリメイクして作ったカーディガンにも合います。三つ折りした部分の縫い目が気になるときは内側にちょっと折り込んで隠せばOK!
ついでに妊婦時代に着ていた濃いグレーのニットチュニックもリメイク。形の調整が不要なキリのいい袖下のあたり(写真黄色線)で切りました。
薄いグレーよりも縦に長いのでもっとくしゅくしゅ!
セーターを「ドーナツの輪タイプ」のスヌードにリメイクする方法
- 費用:家にあるセーター
- 推定所要時間:ミシン→約45分~1時間 手縫い→約1時間~2時間
- お手軽度:★★★★☆ 構造を理解すれば簡単
- 自己満足度:★★★★★ いかにもスヌードな感じのスヌード
今回は『coudre coudre ATELIER』セーターをリフォームしてスヌードを作ってみましたを参考にしながら作ってみました。
材料
- 着なくなったセーター
- 糸
真冬の日本に一時帰国したときに「しまむらじゃないけれどしまむら風」のお店で買ったセーター。またグレーです。
- 着ていると上にズレて丈が短くなる
- オーストラリアの冬は日本の冬ほど寒くない
というわけであまり出番がないのでリメイクすることにしました。
1.仕上がりをイメージする
スヌードのベースとなる「だいたい四角」にするために
- どんな風に切るのか?
- どの部分を使うのか?
などを考えながら仕上がりをイメージします。
わたしは水玉の部分だけではなく、水玉と濃いグレーのリバーシブル風のスヌードを作ることにしました。
2.シワを伸ばす
- セーターを裏返す
- 形を整える
- シワを伸ばす
という感じ。
3.切る
だいたい四角になるようにザクザク切ります。
今回リメイクしたのは袖が太くて横に広がっている感じのセーター。
最初に首のあたりと袖を切ってみたところ、真ん中のスヌードになる部分が変な形になってしまったのでさらに切って四角になるように調整しました。
4.スヌードのベースを作る
今回は両脇がガッと開いている状態になってしまったので、両脇を縫って形を調整することに。
- キリのいいところで切ったのでだいたい四角
- 両脇が閉じている状態
という場合はこの工程をすっ飛ばして次のステップ(5.内側に折り込む)に進みます。
作業の順番は「最初に縫う→切る」または「最初に切る→縫う」のどちらでもお好みで。わたしは切ってから縫う方が好きなので最初に切ることにしました。
1).マチ針でとめる
両脇をマチ針でとめます。
2).縫う
マチ針でとめた部分をダーッと縫って両脇を閉じます。
縦長の筒=スヌードのベースの出来上がり!
5.内側に折り込む
スヌードのベースが完成したら次はドーナツの輪みたいな形にしていきます。
「ドーナツの輪の片方を作る→もう片方の輪を作る=ドーナツの輪完成」という流れで作業を進めていく感じです。
その最初のステップとしてまずは
- スヌードのベースを裏返した状態で置く
- 上にある方の上と下を内側に折り込む
の手順で「間違ってこれから縫う部分と一緒に縫わないようにするため」に中心に寄せて隠しておきます。
6.半分に折る
- これから縫う部分=下にある方の上と下を半分に折って合わせる
- マチ針でとめる
という流れでドーナツの片方の輪を作る準備をします。
7.縫う
返し口として5cmほど開けて縫います(写真黄色線)。ぼーっとしていて、万が一全部縫ってしまってもこの段階であれば横から中身を取り出して表に返すことができます(経験済み)。
ちなみにニット用の針や糸は持っていないので普通の針と糸で縫いました。
8.縫った部分を確認する
残り半分=もう片方のドーナツの輪を作る前に返し口から中身を引っ張りだして(表に返して)、最初に作ったドーナツの輪を確認しておきます。
こっちが縫った部分。「縫った部分=ドーナツの輪の片方」と「次に縫う部分=もう片方のドーナツの輪」がつながっていることが分かります。
こっちが次に縫うところ。つまり、ここを縫えばドーナツの輪完成!ということになります。
9.また内側に折り込む
「ここを縫ったらドーナツの輪完成!ポイント=次に縫う部分」を確認したら、残りのドーナツの輪を作っていきます。
- スヌードのベースを裏返す
- ドーナツの輪の片方を内側に折り込む
という流れで「間違って次に縫う部分と一緒に縫わないようにするため」に最初に縫った部分を内側に折り込んで隠しておきます。
10.また半分に折る
- 次に縫う部分を半分に折って上と下を合わせる
- マチ針でとめる
という感じです。
11.また縫う
最初に縫ったドーナツの輪と同じように返し口として5cmほど開けて縫います(写真黄色線)。
12.表に返す
開けておいた返し口から中身を引っ張りだして表に返します。
ドーナツの輪!完成までもう一息!
13.返し口を閉じる
開いた状態の返し口を手縫いで閉じます。
苦手な手縫い。クシャッとシワが寄ってしまいました。見えないのでまぁいいかと。
出来上がり
できた!いかにもスヌードな感じのスヌード!リバーシブルとしても使えます。
ドーナツの輪に感動!ついでに過去に作った切って折るだけの即席Tシャツリメイクスヌードもドーナツの輪にしてみました。
まとめ
過去にTシャツやチュニックをリメイクして作った春夏秋用に加えてセーターリメイクの冬用スヌードも仲間入り。
首まわりがもこもこしているファッションが好き!外出時に使うことに抵抗があるなら部屋着として使えばいいだけ!
冷えや乾燥ですぐ喉が痛くなってしまいスヌード・ネックウォーマーが年中手放せない状態なので大活躍しています。
苦手なニット素材。思っていたよりほつれも気にならず、作業がスムーズに進みました。
というわけで意外に簡単なセーターリメイク。
まずは手持ちの衣類を見直し整理して「捨てるのはもったいない」「首に巻いたらかわいいかも」と思うようなセーターが見つかったら捨てずに活用しちゃいましょう。
エリマキトカゲ!