「なんだか難しそうだからソーイング初心者の自分には無理」とあきらめていたマチ付き布小物。
いろいろ試行錯誤してみたところ、初心者のわたしでも驚くほど簡単にマチを作ることができるようになりました。
学んだことはすぐ実践!というわけで今度はマチ付きトートバッグ・カバンを自作してみることに。
とはいえまだまだ初心者なのでできるだけ簡単に作りたいところです。
マチ幅を含めた生地サイズの計算方法が分からない。型紙も接着芯も面倒くさい。
というわけで面倒な計算なし!型紙なし!接着芯なし!でもかわいい!
裁縫やハンドメイド初心者にぴったりな一枚布から作る簡単マチ付きトートバッグの作り方・レシピをまとめてみました。
目次
三角マチの作り方・縫い方
あんなに悩んだのに拍子抜けするくらい簡単だったマチ。
具体的なマチの作り方と縫い方を写真つきで解説しています。
簡単!マチ付きトートバッグ・カバンの作り方
- 費用:生地の価格による・家にあるもので作れる可能性大
- 推定所要時間:ミシン→約1時間~2時間 手縫い→約2時間~4時間
- お手軽度:★★★★★ 超簡単ではないけれど簡単
- 自己満足度:★★★★★ やや適当だけれどかわいい
材料
- 好きな布
- 糸
1. バッグ本体の生地を裁断する
まずは布を準備。
わたしは長い間使わずに保管していたキャスキッドソン(Cath Kidston)のキッチンタオルをリメイクすることにしました。
コツは作りたいトートバッグの縦横サイズに「なんとなく合わせる プラス 縫い代ちょっと」みたいな感じで裁断すること。
手持ちのバッグ・カバンの縦横サイズを参考にするのがよろしいかと。
ちなみにキッチンタオルのサイズは縦:約60cm x 横:44cmでした。
【追記】マチ付きにする場合の生地の裁断サイズの計算方法をまとめてみました。
2. 持ち手の生地を裁断する
本体部分と同じように手持ちのバッグを参考にしながら持ち手となる部分の生地を裁断します。
- 持ち手の幅は目安として約2cm~3cmくらい
- 持ち手の長さは肩にかけたいのか?手で持つタイプにしたいのか?によって調整
今回はキッチンタオルの柄に合う生地がなかったので同じ柄で持ち手を作ることに。
持ち手の裁断サイズと枚数は縦:30cm x 横:6cm x 2枚、本体部分の生地サイズは縦:60cm x 横:38cmとなりました。
せっかくなのでタグもキレイに外しておくことに。
3. バッグ本体の両脇を縫う
まずはバッグ本体部分を作ります。
- 布を中表(表面が内側)に合わせる
- 両脇を直線縫いする
- 布端を整える
一応練習もかねて苦手なジグザグミシンもかけてみました。
4. マチを作る
出ましたマチ。早速実践です。
- マチ幅を決める
- 線を引く
- 線の上を縫う
- 三角を切る
マチ幅は全体のバランスを見ながら調整。今回は約10cmにしてみました。
こちらも練習をかねて三角を切った後の布端にジグザグミシンをかけました。
5. バッグ上側を三つ折りする
アイロン嫌いのわたしもさすがにここではアイロンを使います。
三つ折りの幅はバッグの大きさや好みに応じて調整するのがよろしいかと。
1回目→約2cm、2回目→約2cmみたいな感じで折り目をつけました。
6. 持ち手を作る
バッグの持ち手を作ります。生地の裏側が上になるように置きます。
続いて上下の縫い代0.5cm~1cmくらいを内側に折り込んでアイロンをかけます。
中心から半分に折って重ねた部分を縫い合わせたら持ち手の完成です。
本当は接着芯を貼ったり、折り方を変えたりすれば、もっと丈夫な持ち手になるようです。また両脇にステッチをかけた方が仕上がりもキレイです。
【追記】トートバッグの持ち手の作り方や縫い方をまとめてみました。
7. 持ち手をつける
バッグ上側の三つ折り部分に持ち手をつけます。
- 持ち手をつける位置はバッグ上側を3等分するようなイメージ
- 三つ折りした部分に持ち手をはさみ込む
- はさみ込んだ持ち手をグッと上に持ち上げる
- マチ針またはクリップでとめる
- 三つ折りした部分をグルッと縫う
持ち手がついてだいぶバッグらしさが増してきました。
ちなみに持ち手はバッグ本体を袋状にする前に縫いつけてしまう方法が一般的なようです。
わたしは本体部分が平面のままだと持ち手をつける位置や方向がちょっとややこしくて分かりづらかったので、バッグ本体を作った後に持ち手をつけることにしました。
8. 持ち手を固定する
まだ持ち手がグラグラしているので縫って固定します。
わたしは持ち手幅に合わせてササッと部分的に縫って固定しました。
ステップ7で縫ったステッチの上にもう1本ステッチを追加するような感じで、もう一周グルッと縫った方がキレイかつ丈夫に仕上がります。
【追記】トートバッグの持ち手の位置や付け方を徹底研究してみました。
出来上がり
ミニサイズのトートバッグ
ちょこっとおでかけに便利な小さめサイズ。ランチバッグにしてもよさそうです。最初に外しておいたタグも活用。持ち手はもう少し長めでもよかったかなぁと思います。
乙女チックな印象です。たまにはこういうのもあり。内側にもちゃっかりタグをつけました。
生地の裁断サイズ(縫い代込み)
- 本体 → 縦:60cm x 横:38cm
- 持ち手 → 縦:30cm x 横:6cm x 2枚
仕上がりサイズ(目安)
- 縦(高さ):約21cm
- 横(上):約34cm
- 横(下):約24cm
- 持ち手(長さ):約24cm
- 持ち手(幅):約2.5cm
- マチ:約10cm
ミディアムサイズのトートバッグ
こちらも使わずに保管していたロンドン地下鉄キッチンタオルをリメイク。大きすぎず小さすぎず、ちょうどいい感じのサイズです。軽くて結構たくさん入ります。
持ち手は肩にもかけられる長さに調整。どうしても赤にしたかったのでリボンと赤い余り布を縫い合わせて持ち手を作りました。
生地の裁断サイズ(縫い代込み)
- 本体 → 縦:60cm x 横:44cm
- 持ち手 → 縦:54cm x 横:5cm x 4枚
仕上がりサイズ(目安)
- 縦(高さ):約25cm
- 横(上):約42cm
- 横(下):約32cm
- 持ち手(長さ):約42cm
- 持ち手(幅):約2.5cm
- マチ:約12cm
まとめ
最初は「ちゃんと作れるだろうか」とやや不安はあったものの、なんとかほぼ期待通りのマチ付きトートバッグを作ることができました。
自分の好きな布でバッグを作ることができて嬉しい限り。
気が向いたらスナップボタンかマジックテープをつける予定です。気が向いたら。
実際に作ってみないと仕上がりサイズが分からないのである意味一か八かだけれど、やっぱり計算は苦手だし型紙は面倒なのでこれでいいかと。
持っている布の大きさに合わせて作ることができるので中途半端に残っている余り布も無駄にすることなく有効活用できそうです。
慣れてきたらファスナー付きや裏地付き、ポケット付きなどにもチャレンジしてみたいなぁと。
バッグの作り方や縫い方、マチの種類、作業の順番、基本ルールや正しい方法などいろいろあるみたいだけれど「こうじゃきゃいけない!こうすべき!」ではなく「こういうのもあり!これでいい!このやり方が好き!」みたいにもっと自由に気楽に手作りを楽しめればいいなぁと思います。
【追記】Tシャツをトートバッグにリメイクしてみました。
【追記】保冷保温ランチトートバッグを作ってみました。
【追記】トートバッグの持ち手の作り方や縫い方をまとめてみました。
【追記】トートバッグの持ち手の位置や付け方を徹底研究してみました。
【追記】マチ付きにする場合の生地の裁断サイズの計算方法をまとめてみました。
【追記】手縫いでトートバッグにファスナーを後付けしてみました。
【追記】手作りトートバッグ関連ネタまとめ
ポーチや財布も作ってみたい。