不器用なわたしでも手間と時間をかけずにプレゼントをおしゃれにラッピングしたい!という思いから作ったラッピング袋と風呂敷。
袋の中にプレゼントを入れてリボンで結ぶだけの手作りラッピング袋。
グシャグシャになりがちな箱ラッピングも簡単にできる手作り風呂敷。
長い間眠っていた余り布を有効活用できた上に丈夫でくり返し使えてゴミも出ない。ラッピングセンスゼロのわたしでも簡単におしゃれ可愛いラッピングができるようになりました。
ラッピング袋と風呂敷にもう1つ加えたいアイテムがあります。それは巾着袋。
巾着袋といっても普通の巾着袋ではなく、紐をしぼると上の部分がひらひらフリルみたいになって紐が両側から出るタイプのもの。
あのひらひらは一体どうやったら作れるの?とずっと不思議で仕方がありませんでした。
ラッピング用に袋とリボンが一体になっている巾着袋が欲しい。どうしても欲しい。ならば作ってみよう!と手持ちのひらひらフリル巾着を参考に作ってみたところ、思いの他簡単に作ることができました。
意外に簡単でびっくり!ちょっと華やかな印象のひらひらフリル巾着袋の作り方・縫い方をここにまとめておきたいと思います。
目次
家にあるひらひらフリル巾着を参考に
いらない服を再利用して作った巾着袋たち。ひらひらなしの普通の巾着ばかりです。
今回は息子の誕生日プレゼントを渡すときに使った手持ちのひらひら巾着を参考に作ってみることにしました。
「ひらひらとリボンで華やかさをプラスしてよりプレゼントっぽくする作戦」です。
意外に簡単!ひらひらフリル巾着袋の作り方
- 費用:生地の価格による・家にあるもので作れる可能性大
- 推定所要時間:ミシン→約1時間~2時間 手縫い→約2時間~4時間
- お手軽度:★★★☆☆ 意外に簡単
- 自己満足度:★★★★★ かわいい・なんかおしゃれ
家庭用とはいえ、ひらひらフリル巾着初チャレンジなので1枚目は約50分ほど、2枚目以降は40分前後で作れるようになりました。
それほど複雑ではないので一度覚えてしまえば「あ、そういうことね」と簡単に作れるようになると思います。
材料
- 好きな生地・余り布
- リボン・紐
- 糸
ラッピング袋や風呂敷に続いて、カーテンを作ったときの余り布やファスナー部分が壊れてしまったクッションカバーなどを活用しました。
また今回はラッピング用なので可愛らしさをプラスするため、うどんみたいな綿の紐ではなくリボンを使うことにしました。
生地選びのポイント
簡単手作りラッピング袋と同じように
- 中身が透けて見えるほど薄くない
- リボンが結びづらくなるほど厚くない
といった感じで「薄すぎず・厚すぎず」が生地選びのポイントではないかと思います。
写真は壊れたクッションカバーで作ったひらひらフリル巾着袋。
問題なく使えるものの、生地がやや厚いので紐・リボンがちょっとしぼりにくいです。
1. 生地を裁断する
今回はちょうど余っていた1枚の布から作ることに。2枚の布から作ってもOKです。
希望の仕上がりサイズに縫い代分として全体的に2~4cmほどプラスして裁断するとよろしいかと。
2. 布端の処理をする
初めてのひらひらフリル巾着袋。
布端を処理した方が断然キレイに仕上がるはず!と思い、気合を入れて一応布端にジグザグミシンをかけてみました。
ジグザグミシンのコツがよく分からず、なんだかさらにボロボロに。まぁ細かいことは気にせず。
3. あきどまりの位置を決める
- 巾着袋の上から紐が通るあたりまでを「あき口」
- あき口が終わるあたりが「あきどまり」
といったイメージです。ややこしい。
わたしは定規を使うのが面倒&生地の大きさやバランスによると思ったので全体のバランスを見ながら生地を折って「あきどまり」ポイントを決めました。
- 生地を中表に合わせる
- 便箋を三つ折りするように生地を折る(写真左手側)
- 一番上の折り目あたりにあきどまりの印をつける(写真右手側)
100円ショップダイソーで買った水で消えるチャコペン大活躍です。
あきどまりを決めるポイント
定規を使わない場合
- ひらひら幅やや小さめ → 便箋を三つ折りするように生地を折る(生地を3等分)
- ひらひら幅やや大きめ → 便箋を二つ折りするように生地を折る(生地を2等分)
定規を使う場合
- ひらひら幅やや小さめ →上から6cm~10cm程度のところに印
- ひらひら幅やや大きめ →上から10cm~15cm程度のところに印
みたいな感じではないかと。
4. 両端を縫う
内側1cm~1.5cmくらいのところを下(底)からステップ3で印をつけた「あきどまり」まで直線縫いします。
今回は1枚の布から作ったのでを底からあきどまりまで縫いました。2枚の布から作る場合は両端と底の3辺を縫うことになります。
5. 縫い代を割る
アイロンを使って前ステップで縫った両端の縫い代をしっかり開きます(=縫い代を割る)。
6. 上からあきどまりまでコの字に縫う
袋の上からあきどまりまでをカキクケコのコの字風に処理します。
- コの字の長い辺をまっすぐ縫う(写真左上)
- あきどまりまできたら方向転換
- 方向転換後コの字の一番短い辺を縫う(写真真ん中)
- また方向転換
- 残りのコの字の長い辺をまっすぐ縫う(写真右上)
カキクケコの「コ」になりました。もう片方も同じようにコの字に縫います。
【追記】コの字の縫い方を写真付きで分かりやすく解説してみました。
7. 紐の通し口を作る
- アイロンを使って上側を1cmくらい折る(写真左上)
- あきどまりまで折ってマチ針でとめる(写真右上)
- 反対側も同じようにアイロンを使って上側を1cmくらい折る(写真左下)
- あきどまりまで折ってマチ針でとめる(写真右下)
8. 紐の通し口を縫う
- まずはあきどまり付近に1本(写真右上)
- 平行するようにさらに追加で1本(写真右下)
これで紐・リボン通し口の完成です。
1本目と2本目の幅は使う紐の幅に合わせて1cm~3cmくらいがよろしいかと。
わたしはキツキツになるのがイヤなので2cmくらいにしました。
9. 紐・リボンを通す
完成まであと少し。
片側から紐・リボンが出るようにグルッと一周して2本一緒に結びます。
今度は反対側から紐・リボンが出てくるようにグルッと1周させて結びます。
紐・リボンの長さを計算する方法
紐・リボンの長さは「巾着袋の横幅 x 2+念のため2~4cm」または「巾着袋の横幅 x 3」くらいで計算するとちょうどいい感じになるかと。これを2本準備します。
例えば巾着袋の横幅が20cmの場合
- 紐・リボンの長さ:20cm x 2 = 40cm + 2~4cm = 42cm~44cm
- 本数:42cm~44cmを2本
または
- 紐・リボンの長さ:20cm x 3=60cm
- 本数:60cmを2本
といったイメージです。
わたしは計算するのが面倒なので紐を巾着袋の横幅に合わせながら「なんとなく2倍の長さ+念のため分2~4cm」でカットすることが多いです。お好みで。
【追記】片しぼり巾着・両しぼり巾着各々の紐の通し方を写真付きでまとめてみました。
出来上がり
今回は全部で3枚作りました。
あきどまりの位置によってひらひらの幅もまた変化しているのが分かります。
一番左と真ん中の巾着袋は三つ折りするように生地を折って(生地を3等分)あきどまりを決めたのでひらひら幅がやや小さめ。
一番右の巾着袋は便箋を二つ折りするように生地を折って(生地を2等分)あきどまりを決めたのでひらひら幅がやや大きめに仕上がりました。
オプションでマチをつけてもよろしいかと。
使い方・ラッピング方法
使い方はとても簡単。
- プレゼントを入れる
- リボンを両側から引っぱってしぼる
- 真ん中でリボン結び
以上。ワクワク!ドキドキ!早く開けたくなるような超お手軽ラッピングの完成です。
いろんなリボンが欲しくなりました。
まとめ
難しそうだなぁと思ってずっと敬遠していたひらひらフリルつき巾着袋は思っていたよりも簡単でした。
ひらひらをつけるだけでも巾着袋の印象は大きく変わるものだなぁと。これでまた手作りの幅が広がりました。
さらにラッピングが苦手なわたしでも簡単におしゃれ可愛いラッピングができるようになって嬉しい限り。
ラッピング袋、風呂敷、ひらひらフリル巾着があるのでこれからは「ラッピングどうしよう」と悩まずに済みます。
ラッピングに伴うストレスが激減したついでにゴミも減って、ラッピングを買いに行く手間や時間、ラッピング代も節約できるなんて。
これからも暮らしの中に「手作り」や「使い捨てない」の範囲をもっと広げていけたらいいなぁと思います。
【追記】サンタクロースの大きな巾着型プレゼント袋を作ってみました。
【追記】着なくなったTシャツを巾着袋にリメイクしてみました。
コットンはいいねぇ。