オーストラリアに住みはじめてから自分の中で大きく変化した古いものへの価値観。
それまでは 「古いもの=ちょっとカッコ悪い」「新しいもの=カッコいい」といった思いが心のどこかにあり、その気持ちが自分の消費行動にも反映されていたように思います。
えっ!こんなものまで?というレベルのものが当たり前のようにリサイクルショップやマーケットで売られているオーストラリア。
そこには古いものを使うことに対する恥ずかしさよりも、むしろ長年愛されてきた古いものには価値がある、といった印象があります。
おそらくどこの家庭にも1つや2つはあると思われる古いもの。もちろんわが家にもあります。
わが家の古いもの自慢~父から息子へ
夫が小さい頃使っていたものが多いので使えそうなものは息子のおさがりにしています。
クロスステッチ
夫のおばあちゃんが孫へのプレゼントとして手作りしたバンビ風のクロスステッチ。35年以上前のものです。
わたしも気に入っています。こんなステキなものをササッと作れる人になりたい。
手編みのブランケット
ソーイングや編み物が得意だった夫のおばあちゃんが孫のために作ったブランケット。こちらも35年以上前のもの。
色味が可愛らしいです。時間が経ったせいか少しゴワゴワするのでプレイマットとして使ったりしています。
やっぱり編み物ができるようになりたい。
対抗して自分のお気に入りブランケットを引っぱり出してきた息子。
奮発して買った肌触りが最高に気持ちいいオーガニック素材のブランケットです。
息子よ、大事にするんだぞ。
セサミストリートのマグカップ
夫が8歳くらいのときに使っていたというセサミストリートのマグカップ。約30年前のもの。エルモがいません。
最近息子も使いはじめました。ワレモノなのでやさしく扱うように教えています。
ちなみに最近夫はバートみたいなパイナップルヘアになりました。
Care Bears(ケアベア)のぬいぐるみ
夫がはじめて買ったぬいぐるみ。1983年頃とのことなので30年以上前のもの。
この青いケアベアは気難しい性格のGrumpy Bear(グランピーベア)だそうです。
本当かどうか怪しいけれど夫によるとお尻についている赤いハートが初代ケアベアぬいぐるみの証だそうです。
調べてみたところ、どうやらヴィンテージアイテムらしいです。売りたい。
ピアノをひくケアベア。
青い毛が気になって仕方がない息子。わたしも気になったのでハサミで切ろうとしたら夫に怒られました。
フワフワで触り心地がよく縫製もしっかりしています。
ただ中に何が潜んでいるのか分からないので何度も洗って太陽の下で干しました。
パンダのぬいぐるみ
母親の仕事の関係で数年間中国に住んでいたときに買ってもらったパンダだそうです。こちらも約30年前のもの。
名前はパンディ。右手を押すと音が鳴ります。
息子のぬいぐるみというより、ソファーでのくつろぎタイムにわたしの枕として活躍しています。
番外編 母から息子へ
ここ10年程アイピローとして愛用していたニャンまげを息子に取られました。
何度も洗濯したせいかクタクタ。このクタクタ感が気に入ったようで夫が買ったほぼ新品のニャンまげには見向きもしません。
ちょんまげも取られました。手術が必要です。オペの準備を。
まとめ
こうしてあらためて眺めてみるとやっぱり古いものっていいなぁと思います。
ここにもステキなものがいっぱい。
『ACTUS アクタス』あなたのまわりの、30年以上前からあるもの
古いからといってカッコ悪いわけでもなく自分が気に入っていればそれでいい。
人は人。自分は自分。ただそれだけのこと。人と比べたり、人の目を気にするからなんだか複雑になるのかなぁと。
ものを大切にして世代を越えて使い続けることもゴミを増やさない工夫のひとつ。
大切に長く使っていきたいものを選んでいこうと思います。