トイレトレーニングがほぼ終了し、息子がまた1つ大人の階段をのぼりました。
夜はまだおむつを付けているものの、朝おむつが濡れていることはほとんどないのでそろそろ夜もおむつを外してみようかな、という感じです。
トイレトレーニング。略してトイトレ。
保育園から「個人差はあるけれど目安として2歳半くらいからスタートして3歳くらいまでに終わればいいかな」と聞き、「まだ先のことだから関係ない」と何もせず放置。
が、ひょんなことから2歳4ヵ月頃からはじめることになりました。まさかこんなに早くトイレトレーニングをはじめることになるとは予想もせず。かなり焦りました。
具体的に何をすればいいのか分からない。心の準備もできていない。ついでに男の子なのでよく分からない。
こんな不安な状態ではじめたトイレトレーニングも約2週間でほぼ完了することができました。
トイレトレーニングをはじめた時期やきっかけ、タイミング、はじめる前の準備や用意したグッズ、やり方や進め方のコツなどをまとめてみました。
目次
トイレトレーニングをはじめる時期
一般的な目安
一般的には
- 立って歩ける
- おしっこの間隔が2~3時間空く
- 言葉やしぐさでコミュニケーションできる
の3つの条件がそろっていることがトイレトレーニング開始時期の目安だそうです。
『子育てインフォ』トイレトレーニング(トイトレ・オムツはずれ)
わが家の場合
息子がトイレトレーニングをはじめた頃は
- 立って歩ける→OK
- おしっこの間隔が2~3時間空く→よく分からない・知らない
- 言葉やしぐさでコミュニケーションできる→スムーズにコミュニケーションできない
といった感じでした。
トイレに興味を持ちはじめた
トイレについてきたり。トイレをのぞいたり。
トイレトレーニングをはじめる数ヵ月前、ちょうど2歳を過ぎた頃からトイレに興味を示すようになりました。
自分でおむつを脱ぐようになった
トイレに興味を持ちはじめたのとほぼ同じ時期に自分でおむつを脱ぐようになりました。
いつの間にかおむつを脱いでいたり。ニヤニヤしながら紙おむつのテープをペリ、ペリと少しずつ外したり。
からかっているのか。ふざけているのか。遊んでいるのか。濡れているのか。気持ち悪いのか。
開放感があって気持ちいいんだろうなぁと思いながらも、トイレも教えていないのでどうしたもんかと。
基本は布おむつだったので「布おむつのせいかも」と思っていたら紙おむつでも同じなので、やっぱり、おむつのモコモコ感がイヤなのかなぁと。
- おむつを付ける
- おむつを脱ぐ
- なんで脱ぐの!と怒る
- また脱ぐ
- また怒る
こんな状態がかれこれ1~2ヵ月続きました。
いつまで続くのだろう。これは困る。こんなにおむつのモコモコ感が嫌いになるなんてずいぶん神経質になったもんだなぁと。
実家の母に相談したところ「神経質になったんじゃなくて大人になったって証拠、トイレ教えたらいいじゃない」と言われてはっとしました。
保育園の先生に「もしかしてトイレトレーニングの時期?」と聞いたら「そうかもね、ちょうどクリスマス休暇(夏)だしやってみて」と言われてトイトレをはじめることになりました。
そんなわけでわが家の場合は
- 自分で立って歩ける
- トイレに興味を持ちはじめた
- おむつを自分で脱ぐようになった
の3つがトイレトレーニングをはじめるきっかけだったといえます。
準備・用意したグッズ
ステップ式補助便座(ハンドル付き)
「排泄物がたまったらトイレまで持っていって流す」という流れが面倒だったので、座って排泄したら、そのまま流せるステップ式補助便座を使うことにしました。
- ハンドル付きなので小さい子どもでも乗り降りしやすい
- 両足が置ける
- 足場がしっかりしているので力みやすい
- 使わないときは折りたたんで壁に立てかけられる
- 即席で子ども用トイレが作れる
- 簡単に組み立てられる
- 後片付けが楽
とかなり重宝しています。
パンツ
布おむつをトレーニングパンツ代わりに使おうと思っていたけれど、布おむつも自分で脱ぐようになってしまったので断念。
保育園の先生に「トレーニングパンツは買う必要ある?」と聞いてみたところ「普通の下着パンツでいいよ」とのことだったので普通のパンツにしました。
- トレーニングパンツは使用期間が短い
- トレーニングパンツは結構高い
- 普通の下着パンツの方が長く使える
- 普通の下着パンツの方がはき心地がいい
というわけで長く使えるように少し大きめサイズを選びました。
薄くてスースーするのか、普通のパンツの方がおむつより気持ちいいみたいです。
で、頭にかぶったりしています。なんて行儀が悪い。
ごほうびシール・台紙
実家の母も保育園の先生も「シールがいい」と言うのでシールを使うことにしました。
- 家にあったシールを活用
- 台紙は家にあった折り紙
- トイレのドアに台紙を貼り付ける
- トイレでおしっこ・うんちができたらシールを貼る
といった感じで使っています。
トイレでできた!シールがもらえる!シールが貼れる!と嬉しそうに貼っています。
トイレの飾りつけ
「楽しそうな雰囲気が漂うトイレにするといい」とよく聞くのでその通りにしてみました。
- 乗りもの
- サメ
- きかんしゃトーマス
と家中からかき集めた息子が好きなものを全部貼ってみました。
なんだかワクワクするようで、補助便座に座りながら「ヘリコプター」「シャーク」「トーマス」と指差しています。
トイレトレーニングの方法・やり方
言葉
- 夫・保育園→英語
- わたし→日本語
で「他の子より少し言葉が遅い」とも言われていたのでかなり不安でした。
ただ、ありがとうは?と聞けばThank you、くださいは?と聞けばPleaseと言うのでわたしの話す日本語は理解しているだろうと。
どんな言葉を使って伝えたらよいものか?とかなり悩んだものの、最終的にはこんな感じで伝えてみることにしました。
英語(夫)
- おしっこ: wee‐wee(ウィーウィー)またはpee-pee(ピーピー)
- うんち:poo-poo(プープー)
- トイレ:Toilet(トイレット)
日本語(わたし)
- おしっこ:しーしー
- うんち:プープー
- トイレ:トイレ
うんちはさすがに発音しづらいのでプープーに。
なぜか夫も「しーしー」を使うようになり、混乱させてしまうので英語も日本語も発音が似ているトイレを使うようになりました。
具体的にやったこと
何をすればいいのか分からないので保育園の先生に言われた通りにやりました。
- 最初は20分~30分ごとに「トイレは?しーしーは?」と声をかけてトイレに誘う
- トイレに誘うタイミングを40分、50分、1時間、2時間と少しずつ間隔あけて様子見する
- トイレでできたらごほうびシールをあげる
これのくり返しです。
トイレトレーニングの経過・様子
初日は大失敗
家でも保育園でも初日は大失敗でした。
保育園では
- 長期休暇明けで先生たちはみんな忙しそう
- トイレに行きたいけれどなんて伝えたらいいのか分からない
と我慢しているうちにどうしようもなくなったようで、かんしゃくを起こして床に大の字に転がって泣きはじめたと思ったら数分後におもらしをしたみたいです。
2日目から順調に
自分も息子も失敗から学び、要領を得たからなのか、2日目からはだいぶ落ち着いてトイレトレーニングできるようになりました。
3日目は2日目よりも上手にできるようになり、4日目は3日目よりももっと上手にできるように。
サメや乗りものポスターが見たいのか。シールが欲しいのか。トイレに行く自分を誇りに思うのか。楽しそうにトイレに行くようになりました。
最初はおしっこだけ。足場がしっかりしているからなのか、そのうち勝手にうんちもするようになったのでよかったです。
進め方のコツ・ポイント
- 無理矢理誘わない
- トイレでできたら大げさに褒める
- 失敗しても怒らない
- イライラしない
- 焦らない
- 焦らせない
- 他の子どもと比較しない
- 踏んばりやすいように足場をしっかりさせる
など。
分かっているけれど、今もたまにやってしまうので自分への戒めに。
忙しいときや何度も失敗が続くときは、ついついイライラしてしまいます。
トイレでやることが当たり前になってしまうと褒めることを忘れたり、失敗するたびに怒ったりしてしまいます。
トイレで排泄する。大人にとっては当たり前のことでも、小さな子どもにとっては当たり前のことではないものです。
つい最近まで赤ちゃんだった1人の人間が排泄の感覚を理解して、トイレでできるようになる、ということは本当に大きな成長。
褒めるときは大げさにパチパチ拍手したり、ハイファイブ(ハイタッチ)したり、とにかく大げさに褒める、失敗に寛容になるように心がけています。
まとめ
いつからはじめるべきか悩む。大変そう。何をすればいいのか分からない。
不安だらけのトイレトレーニングは決して簡単ではないけれど、意外にシンプルだなぁと思います。
最近はいっちょまえに自分でお尻を拭くようになり、その姿もだいぶサマになってきました。
モコモコのおむつ姿が恋しくもあります。
いっぱい失敗したし、遊びに夢中になっているときは今でもたまにおもらしします。
- 夜はおむつなしで寝る
- 立っておしっこ
- お尻をキレイに拭く
とまだまだ課題もいっぱいあります。
でもトイレに座る子どもの姿やトイレでできたときの誇らしげな表情を見るたびに「こうして人は生きる力を身につけ、自立していくのか」としみじみ感じます。
親としてできることを精一杯やろうじゃないかと。
トイレトレーニングは大変。でも子どもと一緒に親も成長できる、そんな時間なのではないかと思います。
カリスマ。