最近なんだか肌寒いなぁと思ったらオーストラリアは冬です。
そういえば息子の冬服を全く準備していない!と気づき、慌てて衣替え。が、あるのはショートパンツ・短パンばかりで長ズボンの数が極端に少ない。
春夏は大人服をリフォームして作ったショートパンツが大活躍。そこで今回は応用編として長ズボン・レギンスを手作りしてみることにしました。
型紙いらずで簡単!着なくなった大人服を上手に再利用!子供服・ベビー服費用も節約!
大人服・古着をキッズサイズの長ズボン・レギンスにリメイクする方法、作り方をまとめてみました。
目次
すぐ汚れる・すぐ小さくなる子供服
半袖Tシャツやショートパンツで過ごすことがほとんどだった秋。
「冬といってもどうせそんなに寒くならないだろうよ」とのんきに構えていたら結構寒くて、ちょっと焦りを感じはじめました。
早速タンスの中をチェック。
「とりあえず手持ちの服を」ということで息子がまだ5ヵ月くらいのときに買っておいた1歳用の冬服を着せてみることに。
布おむつをつけているからとはいえ、ブタさんレギンスの半端ないパツパツ具合とクマさんズボンの丈の短さを見て限界を感じました。
他にも限界レベルに達したズボンやTシャツを多数発見。仕方がないので「おさがりボックス」に移動させることに。
もう着れなくなったのかぁ。息子よ、大きくなったねぇ。
汚れてなんぼの子供服。すぐに小さくなる子供服。できるだけお金をかけずに済ませたいところです。
結構簡単!子ども用長ズボン・レギンスの作り方・リメイク方法
- 費用:家にある古着
- 推定所要時間:ミシン→約1時間~2時間 手縫い→約2時間~3時間
- お手軽度:★★★☆☆ コツをつかめばスイスイ作れる
- 自己満足度:★★★★★ ちょっと女の子っぽいけれど可愛くできた!
「ボタンやファスナーなし・ウェスト部分はゴム・布端の処理なし」の手軽さ重視。
「やや適当・完璧は求めない・それっぽく見えればいいやレベル」です。
1着目は撮影しながら作ったので約1時間。
2着目(ちょっとしたハプニングあり)は40分前後で作ることができました。
1. 生地を選ぶ
- 冬なのでそれなりに厚みがある
- 肌触りがよい
- 動きやすい
といった点を重視して選びました。
オーストラリアのカジュアル服コットンオン(Cotton On)のコーラルピンクのスウェットは、色違いで買ったカーキ色ばかり着ているのでお別れ。
9年ほど前、まだ若かりし頃にデンマークのH&Mで買ったグレーのスウェットTシャツは、小さくて着れないのでお別れ。
2. 作りたいサイズのズボン・レギンスを選ぶ
手持ちの服の中から作りたいサイズのズボン・レギンスを選びます。
ここで選んだものを型紙代わりに使います。
わたしは「大きくなったら着る服ボックス」をガサゴソ物色してみたところ、3歳サイズと2歳サイズを発見したのでこちらの2点を型紙代わりとして使うことにしました。
3. 型を取る
- 服を裏返す(=生地を中表に合わせる)
- 長ズボンを二つに折る
- 二つ折りした長ズボンを生地の上に重ねてマチ針でとめる
- 長ズボンの輪郭線を描く
ウェスト部分がゴムで縮んでいる場合、縮んでいない状態を想定しながら輪郭線を描きます。
また「すでに布端が処理されている部分=パンツの裾」になるように型を取ると裾の処理をせずに済むので作業が楽です。
4. 縫い代を残して不要な部分を切る
- ウェスト:縫い代約4cm~5cm
- 裾:縫い代約4cm~5cm
- ウェスト・裾以外:縫い代約1cm~1.5cm
を残して輪郭線の外側を切ります。
5. 股上を縫う
つづいて股上を縫います。「←この辺から」「←この辺まで」の箇所をダダダーッと。
何かの拍子にお尻がビリッと破れることがあるので強度を増すために1~3往復するのがよろしいかと。
広げるとこんな感じ。ズボンっぽい。
6. 股下を縫う
続いて股下を縫います。わたしが最も苦手とする作業です。
- 2枚を中表に合わせる
- 縫い代を両側に開く(=縫い代を割る)
- マチ針でしっかり固定する
2枚を合わせたときに片側に輪郭線がない場合は、もう一度型紙代わりとなるズボンを置いて輪郭線を描きます。
息するのを忘れないように。ゆっくり深呼吸。リラックス。
わたしは上から下までいっきに縫う勇気と気力がなかったので、まずは一番負荷がかかる中央部分を2往復くらいした後、残りの股下部分を縫いました。
おそるおそる広げてみるとズレなし!やった!やっぱり息しないと。
7. ウェストから裾まで縫う
股下を縫い合わせた後は外側(ウェストから裾まで)を縫い合わせます。
その後、布端の余分な部分を切って全体の形を整えます。
8. ウェスト・裾の処理
最後はウェストと裾の処理です。
ウェスト
- 縫い代を三つ折りする
- ゴムを通す穴を2cm~3cmほど開けて縫う
- ゴムを通す
- ゴム通し穴を縫って閉じる
前回ショートパンツを作ったときの教訓を活かして、どちらが前か後ろかすぐ分かるように目印としてリボンを巻き込んでみました。
ゴム通し穴はサイズ調整しやすいように開けたままでもOK。お好みで。
わたしは面倒&今後ウェストサイズを調整するかも、ということでゴム通し穴は閉じずにそのままにしておきました。
裾
- 縫い代を三つ折りする
- 三つ折りした部分をグルッと縫う
わたしはスウェットの裾がズボンの裾になるように裁断したので裾の処理は不要でした。楽ちん。
2着目トラブル発生:ウェスト部分の生地が足りない
1着目が順調にできたのでその勢いで2着目も作るぞ!と思ったらトラブル発生。
もともとの生地が小さすぎてウェスト部分が足りなくなってしまいました。
そこで腹巻きパンツをヒントにウェスト部分に生地をつけ足してみることに。
1. 腹巻きを作る
腹巻き部分は1着目を作ったときの余り布を活用しました。
余り布を縫い合わせて腹巻き状にします。横幅は本体ズボンと同じくらいで。
2. ズボンと腹巻きを縫い合わせる
- ズボンを裏返す
- 裏返したズボンの中に腹巻きを押し込む(ズボンと腹巻を中表に合わせる)
- グルッと1周してズボンと腹巻きを縫い合わる
- 不要なヒラヒラ部分を切る(焦っていたので撮影忘れ)
3. 裏返す
腹巻きを外に出して。
裏返したらウェスト部分の出来上がり。
あとは1着目と同じようにウェスト部分の処理をしてゴムを通したら完成です。
出来上がり
キッズスウェットパンツの出来上がり。
ちょっと、いや、かなり女の子っぽい印象。ガールズ。でもかわいい。
色やデザインにもよるだろうけれど、やっぱり女性用の服をリメイクすると女の子服になる確率が高いのかなぁと思います。
ファッションショー
リメイクコレクション冬。冬なのに半袖。
コーラルピンクは着てみるとそれほど女の子っぽくなく、意外にいけるなぁと。
来年いっぱいは着れそうな予感です。
グレーも花柄プリント入りだけれど花柄に見えないのでまぁいいかと。
Tシャツからチラッと見えるコーラルピンクがまたいい感じです。これは結構いいアイデアかも。
【追記】夫と自分の長袖Tシャツをリメイクして追加で3着作りました。
まとめ
決して完璧とはいえないけれど「難しそう」「自分には無理かも」と思っていたズボンやレギンスが作れるようになって嬉しいです。
時間や手間はかかってしまうけれど、やっぱり手作り・リメイクって楽しいなぁと改めて実感しました。
自分の古着を着ている息子の姿を見るのもまた嬉しい。
潔く捨てないとダメ!と思ったこともあるけれど、捨てずに取っておいてよかったです。
【追記】切るだけ!子供Tシャツをタンクトップにリメイクしてみました。
【追記】古着リメイク関連ネタまとめ
手作りを楽しむ。