いい女の条件のひとつともいわれる香水やコロン。
ふわっといい香りをプンプンさせたいときもあるけれど、強い香りが苦手でひどいときは頭痛や吐き気を催します。
市販のやさしい香り系やナチュラル系などいろいろ試してみても、やっぱりダメ。全部使い切らずに無駄にすることが多かったといえます。
そこでつけていても具合が悪くならないような、ツーンとしない、やさしい香りの練り香水を作ってみることに!
短時間で簡単に作れる!アロマのやさしい香り!アレンジ自在!
手作り練り香水の作り方や使ってみた感想などをご紹介します。
目次
やさしい香りの香水が欲しい!
苦手な市販の香水やコロンの代わりに使っていたのはラベンダーやゼラニウムなどのエッセンシャルオイル。
ハンカチに数滴たらして持ち歩いたり。マッサージオイルに混ぜてちょろちょろ塗ったり。
友達や立ち寄ったお店の店員さんから「いい香りだね」と言われることも多く、かなり気に入っていました。
でも、
- エッセンシャルオイルつきのハンカチを準備しなければならない
- マッサージオイルは手がべたつく
など使い勝手がいまいち。
そこでエッセンシャルオイルを使いながら、液体よりも使い勝手がよさそうな固形の香水=練り香水を作ってみることにしました。
練り香水の材料・分量・費用
材料・分量
- ミツロウ 大さじ1
- オイル(ホホバオイル、スィートアーモンドオイル、ココナッツオイルなど) 大さじ1
- エッセンシャルオイル 40滴くらい
みたいな感じ。
ミツロウは香水を固形にするための天然ワックス。
調べてみたところ一般的によく使われているのはホホバオイルのようです。今回はたまたまセールで安くなっていたスィートアーモンドオイルを使ってみることにしました。
エッセンシャルオイルは1種類でも数種類ブレンドしてもどちらでもOK。わたしはほんのりやさしいラベンダーにしました。
『Grist』how to smell your best with diy perfume cologne and beard conditioner
ミツロウ・ビーズワックス~未精製と精製の違い
手作りコスメといえばミツロウ・ビーズワックス。
未精製(Unrefined)と精製(Refined)2種類のミツロウがあります。今回わたしは少し黄味がかった未精製(Unrefined)のミツロウを使いました。
特にこれといった理由はなく「なんとなく未精製にしてみた」というだけです。基本的にどちらでもよいのではないかと思います。お好みで。
未精製(Unrefined)
- 漂白されていない天然のミツロウ
- 黄色っぽい
- 素材の香りが残っている
- 天然の有効成分が多く残っている
精製(Refined)
- 漂白されたミツロウ
- 白っぽい
- 素材の香りが残っていない
- 不純物が取り除かれている(=天然の有効成分が少ない)
費用
- ミツロウ(50g入り$6.10) 大さじ1(約7gとして計算) → 約$0.70
- スィートアーモンドオイル(200ml入り$14.39) 大さじ1(約15mlとして計算) → 約$1.05
- ラベンダーエッセンシャルオイル(100ml入り$21) 40滴 → 約$0.40
合計 約$2.15
安い!$2ちょっとで香水が作れるなんて嬉しい。
簡単!練り香水の作り方
作業をはじめる前の準備
- 練り香水を入れる容器を煮沸(熱湯)消毒する
- できれば計量カップやスプーンなどの道具類も煮沸(熱湯)消毒する
- なべに深さ3~5cmの水をはって温めておく
1. 材料を入れる
耐熱計量カップやマグカップなどにミツロウとオイルを入れます。
2. 溶かす
ときどきスプーンで混ぜながらミツロウとオイルを湯せんで溶かします。
2~3分くらいで溶けました。
3. エッセンシャルオイルを入れる
ミツロウとオイルが完全に溶けたらエッセンシャルオイルを入れて軽く混ぜます。
4. 容器に移す
わたしは何かに使えそうだなぁと思ってずっと保管していた缶を使いました。
今回はマイメロ。かわいい。
※ミツロウはすぐ固まり、つまりの原因となるので溶けたミツロウ(または溶けたミツロウとオイル)を排水口に流さないよう注意が必要です。
出来上がり
待つこと数分。固まってちょっと白くなっています。出来上がり!
指でちょんちょんと触ってみたい気分です。
手作り練り香水を使ってみた感想
- 控えめでやさしい香り
- 香りで具合が悪くならない
- ツーンとしない
- 肌にやさしい
- 持ち運びに便利
- ついでに髪にも使える
など使い勝手抜群です。
寝る前に鼻のあたりに塗ったらラベンダーの香りでリラックスしたり。油っぽくないのでスタイリング剤代わりに毛先になじませたり。
持ち運びも便利で手もべたつかない点が気に入っています。
少し硬めの仕上がりなので次回はオイルの分量を大さじ2杯または3杯くらいにしてみようと考えています。
まとめ
溶かしたミツロウとオイルに精油・エッセンシャルオイルを入れるだけ!の簡単作業で練り香水を作ることができました。
最近は「もうなんでもあり」という感じで練り香水・ハンドクリーム・ヘアスタイリングとして使っています。
市販の香水やコロンに比べると香りは弱いけれど香りで具合が悪くならないことが重要なので満足しています。
それにしてもミツロウってすごい!
【追記】リップにもボディにも使えるワセリン風いろいろ万能クリームを作ってみました。
【追記】風邪対策にアロマでヴェポラップ風バームを作ってみました。
【追記】オリーブオイルまつげ美容液を作ってみました。
【追記】ミツロウとシアバターでしっとり保湿クリームを作ってみました。
手作りコスメといえばミツロウ。