産後、ひどくなってしまった抜け毛や切れ毛。健康的な髪になるらしい!と口コミで話題のシャンプーを使わないノーシャンプー・ノープーにチャレンジしました。
脱シャンプーといっても、やっぱり市販のシャンプーが恋しくなるもの。
約4ヵ月間のノープーチャレンジ後はたまに重曹、たまに石けん、たまに市販のシャンプーで髪を洗うようになりました。
でもなぜかリンス・コンディショナーは別。家にはシャンプーと一緒に買ったリンスがあるけれど出番がかなり減りました。
その秘密は自分で作る酢リンス。酸性リンスとかいわれるやつです。
最初は「髪に酢をつけるなんて気持ち悪い」と思っていたけれど、これが意外にいける!
手持ちのリンス・コンディショナーがなくなったとき。余った酢の使い道に困ったとき。リンス代を節約したいとき。そんなとき一度は試してみたい酢リンス。
髪がサラサラ!ふわふわ!男性にもおすすめ!
定番のリンゴ酢リンスに加えてレモンリンスやホワイトビネガーなどを使って髪を洗ってみた感想や効果、洗髪方法をまとめてみました。
目次
わたしのヘアケア
髪の長さは肩下10cmくらいのセミロング。
こんな感じでヘアケアしています。
シャンプー
- 基本は2日に1回洗髪
- 髪を洗わない日はブラッシングだけ
- 市販のナチュラルシャンプー
- ドクタブロナーのマジックソープ
- アレッポのオリーブオイル石鹸
- ペットボトル手作りオリーブオイル石鹸
- 重曹シャンプー
など。
市販のシャンプーは安くて優秀なオーストラリアのナチュラル・オーガニック系のものを使っています。
市販のシャンプーを使い切った後はドクターブロナーのマジックソープにしてみたり。
液体にしたアレッポのオリーブオイル石鹸を使ってみたり、手作りオリーブオイル石鹸を使ってみたり。
重曹シャンプーは粉末で扱いづらいので、本当にたまにです。
リンス・コンディショナー
- 基本はリンゴ酢・アップルサイダービネガー
- 面倒くさいときは酢リンスも市販のリンスもしない
みたいな感じ。
シャンプーをしないノープーチャレンジ以来、気分によって使ったり使わなかったりという感じで家にあるリンスはほとんど使わなくなりました。
でも髪は女の命らしいので、トリートメントなどもう少ししっかりお手入れした方がいいんじゃないかと自分でも思います。
手作りリンス・コンディショナーアイデア
世の中にある手作りリンス・コンディショナーアイデアをザッと調べてみました。
- 酢
- レモンジュース(レモン汁)
- クエン酸
- 紅茶
- ハーブティー
- ハチミツ
- ココナッツミルク
- オイル(ココナッツ・オリーブなど)
- アボカド
- バナナ
- エッセンシャルオイル
など。
単品で使ったり、リンゴ酢やハーブティーの中にハチミツやレモン汁を入れてみたり。みんないろいろやってるみたいです。
『wikiHow』How to Condition Your Hair With Homemade Products
アボカド・バナナ・紅茶・ハーブティー・ハチミツ
- アボカド・バナナは食べたい
- 紅茶・ハーブティーは飲みたい
- ハチミツはベトベトするので苦手
- 作るのが面倒
という感じ。
お気に入りのカモミールティーにハチミツを入れて使ってみたことがあるけれど、効果がよく分からず、それっきりです。
ココナッツミルク
まだやる気があった頃、レシピを参考にココナッツミルク+ラベンダーエッセンシャルオイルでリンスを作ったことがあります。
- もしかして腐ってる?
- いやココナッツミルクの香り?
- 分離する
となんだかもうよく分からない状態になったので断念しました。
ココナッツオイル
続いてココナッツオイルなどのオイル系にもチャレンジ。
- 一瞬でオイリーヘアになった
- 何日髪洗っていないんだ?状態になった
- 合わない
というわけでこちらも断念。
クエン酸
ついでによく耳にするクエン酸リンスにも挑戦。
そもそもクエン酸がなんなのか、英語でなんて言うのかよく分からず。
調べてみたところ、クエン酸はCitric Acid(シトリック アシッド)でした。
- スーパーのお菓子売り場でやっと見つけた
- 容器が小さい
- 75g入りで$2.50なのでちょっと高い
- 粉末なので扱いづらい
- 酢よりも匂いが気にならない
- でも作るのが面倒
というわけでクエン酸も長続きしませんでした。
酢・レモンジュース
そんなわけで
- もともと液体なので粉末ほど手間がかからない
- 安い
という理由から酢やレモンジュースを使うようになりました。
酢リンス・酸性リンスの効果
- 開いたキューティクルを閉じる
- きしむ髪(アルカリ性の状態)を酸性の状態に戻す
- 髪・頭皮のPHバランスを整える
- 優れた抗菌力で頭皮を清潔に保つ
- 髪の指通りをなめらかにする
- 髪のからまりをなくす
- フケ・かゆみ・しらみ対策
など。
酢の中でも特にリンゴ酢・アップルサイダービネガーはPH(ペーハー)バランスがなんとかかんとかってことで、よく分からないけれど髪にいいみたいです。
『Healthy And Natural World』Why You Should Wash Your Hair With Apple Cider Vinegar
レモンにも同じような効果があるそうです。
『OLWomen』12 Amazing Benefits Of Using Lemon Juice In Hair
どんな酢を使えばいいの?
- 基本的に酢ならなんでもOK
- すし酢やポン酢など味付けされているタイプは避ける
- バルサミコ酢など風味が強すぎるタイプは避ける
リンゴ酢・アップルサイダービネガーの場合は
- 加熱処理(低温殺菌)されていない
- ろ過されていない
といったマザー(mother)が入っているタイプがいいよ、とよく言われます。
大人気のBRAGG(ブラグ)オーガニックアップルサイダービネガーもその1つです。
マザー(mother)は栄養満点の酵母。
このおかんエキスがいいよってことらしいです。
2~3回ほどリンスとして使ったことがあります。でも値段が高いので基本的には飲む専用です。
洗髪は、やっぱりパシャパシャと気軽に使えるものがいいなぁと。
ちなみにAmazonで大人気のおいしすぎる有機りんご果汁100%のリンゴ酢も飲む専用にしています。
使い分けということで、わたしが普段リンスとして使っているのは「オーストラリアのミツカン」と勝手に呼んでいるCORNWELL’S(コーンウェルズ)のリンゴ酢です。
1895年からなので結構老舗。
近所のスーパーで気軽に買えるお手頃価格のリンゴ酢です。
- リンス・コンディショナー
- 首の小さなイボ角質粒のお手入れ
- ペット(犬)のヘアケア
- のどが痛いとき
など万能素材リンゴ酢はわが家で大活躍しています。
酢リンスの作り方・使い方
材料・分量
材料は酢(またはレモンジュース)と水。分量は適当です。
が、世の中では
- 酢大さじ2+水1カップ
- 酢60ml+水2カップ
- 酢1:水1
などが理想的な分量のようです。
ちなみに前に自分の分量を確認してみたところ、
- リンゴ酢:約30ml
- 水:約200ml
でした。
でも分量についての見解はバラバラなので人それぞれなのではないかと思います。お好みでってことで。
ついでに毎回分量を確認するのも面倒になってきます。
なので最初は「世の中の理想的な分量」でやってみて、そのうち「自分なりの分量」を見つければいいんじゃないかと思います。
作り方
- 酢を手桶・洗面器に入れる
- 水を手桶・洗面器に入れる
以上でリンスの出来上がり。
ちなみに酢と水をボトルに入れて作り置きしておいたら、なんか変な物体が浮いていたので作り置きはしない方がよろしいかと。
作るといっても酢と水を混ぜるだけ。パパッと簡単に作れるので作り置きするほどでもないと思います。
使い方
- 洗髪後、髪の毛全体になじませる
- 毛先にもしっかりなじませる
- 頭皮を軽くマッサージ
- 時間があればそのまま数分放置
- 洗い流す または 洗い流さずそのまま
基本の流れはこんな感じです。
洗い流す?洗い流さない?
- 一般的にはしっかり洗い流すことが推奨されている
- 洗い流さなくてもいいという人も多い
- ノープーを実践している人の中には洗い流す派と洗い流さない派がいる
という感じなのでお好みでいいんじゃないかと思います。
わたしは
- 酢を入れすぎたとき・匂いが気になるとき・マザー入りの濁りのある酢を使うとき → 軽く洗い流す
- 髪がいつもよりバリバリしているとき・洗い流すのが面倒なとき → 洗い流さない
といった具合に調整しています。
洗い流さないトリートメント風に放置しておく方が手触りがよくなる気がします。
が、厳密にいえば、洗い流しても洗い流さなくてもそれほど大きな差はないと思います。
酢リンス・酸性をやってみた感想
- キシキシ・バリバリの髪が柔らかくなるので不思議
- サラサラ
- ふわふわ
- 軽い使い心地
- 指通りは市販リンスの方がいい
- リンス・コンディショナー代が節約できる
- シャンプーはなくなったのにリンスがまだこんなに残ってる!という状況に陥らない
- 洗うときは酢の匂いが気になる
- 乾くと酢はほとんど匂わない
など。
愛用しているミツカン的なリンゴ酢以外にもいろいろ試してみました。
ハチミツ入りリンゴ酢
飲むために買ったハチミツ入りのオーガニックリンゴ酢。
ハチミツを入れる作業が面倒。でもハチミツが欲しいときに使ってみました。
甘い香りです。
ホワイトビネガー
普通の無色透明の酢です。
普段は料理、掃除に使っています。
髪を洗うときはリンゴ酢よりも匂いがちょっときつかったです。
ブラウンビネガー
夫がたまごのピクルスを漬けるために買ってから全然使っていなかったブラウンビネガー。
「これどうするの?」と聞いたら「知らない」と言われたのでリンスとして使うことにしました。
使用感はホワイトビネガーと同じ感じです。
レモンジュース(レモン汁)
定番のリンゴ酢の次に使用頻度が高いレモンジュース。
本物のレモンを使うよりも準備が楽なのでレモンジュースを使っています。
酸っぱい!スッキリさわやかな気分になれます。
コツ・ポイント・注意点
- 目に入らないように注意
- 髪が少しずつ明るくなる
- カラーをしている場合はやらないほうがいいかも
- 白髪が目立つようになるかも
- もっと明るくしたいときはいいかも
美容室に行くのが面倒になり、1年くらい前に黒に近い濃い茶色のヘアカラーをしました。
光に当たると前の色がほんの少し分かるかな、といった印象です。でもそれほど気にならない程度です。
レモン汁はブロンドをより明るくする効果があるそうなので、カラーをキープしたい場合はやりすぎない方がよろしいかと。
まとめ
最初は気持ち悪い!と思っていた酢リンス。
香りや指通りのなめらかさは市販のリンス・コンディショナーにはかなわないものの、いつの間にか定番になってしまいました。
市販のリンスのようにドロッとしないし、洗い流しも楽。頭皮マッサージもなかなか気持ちいい。自然なサラサラ感やふわふわ感が出る点が気に入っています。
いろんな酢があるけれど、やっぱりリンゴ酢を使ったときの洗い上がりが一番好きです。
- お手頃価格
- キッチンで余った酢を無駄にしない
- 食用なので口に入っても安心
酢リンス・酸性リンスで健康的な髪を!
キティちゃんの体重はリンゴ3個分。