キャスティール石鹸・カスティール石鹸と呼ばれるオリーブオイルベース石鹸の代表みたいなドクターブロナーのマジックソープとアレッポのオリーブオイル石鹸。
どちらも洗顔やクレンジング、洗髪、ボディソープなどいろいろ使える優秀な石鹸です。
が、固形石鹸はあまり使い勝手がよくないのも事実。
ドクターブロナーマジックソープは固形よりも液体の方が使い勝手がよいことを実感したので、液体タイプがないアレッポのオリーブオイル石鹸も固形から液体にしてみることに!
使いやすい!使い道広がる!
アレッポのオリーブオイル石鹸を液体石鹸にする方法・作り方、水分量による仕上がり具合の違い、液体石鹸を使ってみた感想などをまとめてみました。
固形石鹸を液体石鹸にする方法・作り方
家に固形石鹸がありすぎる!固形石鹸から液体石鹸が作れるのか?
というわけで、あまりにも簡単で調子に乗って作りすぎてしまったペットボトル手作り固形石鹸とドクターブロナーの固形マジックソープを使っていろいろ実験してみました。
手順はいたって簡単です。
- 固形石鹸を細かく削る・細かく切る
- 水分(お湯)を入れる
- オプション:グリセリンを入れる
- 一晩放置する
- 泡だて器でよく混ぜる
- オプション:エッセンシャルオイルを入れる
- 液体石鹸を保存容器に移す
アレッポのオリーブオイル石鹸を液体石鹸にする!実験
今回はまとめ買いした「アレッポからの贈り物ピュアオリーブオイル石鹸」を使って実験しました。
まず石鹸の重さをはかってみたところ約200gだったので100gずつ分けることに。
アレッポのオリーブオイル石鹸からいい感じの液体石鹸を作るための水分量を知るために
- A.石鹸重量100グラム+お湯500ml(石鹸重量x5)
- B.石鹸重量100グラム+お湯1000ml(石鹸重量x10)
という感じで前回の固形石鹸から液体石鹸が作れるのか?実験で考案した超適当な計算方法を使ってAとBの2つのパターンで検証してみることにしました。
1.固形石鹸を細かく削る・細かく切る
アレッポのオリーブオイル石鹸はとにかく硬い!電子レンジで「10秒→ひっくり返す→10秒」みたいな感じで温めたらサクサク切れました。石鹸の刺身みたい。
が、刻むのが面倒なのでザクザク切っただけ。
キレイな色。抹茶キャラメルが食べたくなります。
ちなみにペットボトル手作りオリーブオイル石鹸は包丁を入れた瞬間にボロボロ崩れました。
2.水分(お湯)を入れる
- 削った・切った石鹸を洗面器やバケツなどの容器に入れる
- お湯を入れる
水道のお湯でも沸騰させたお湯でもどちらでもいいけれど、どちらかといえば石鹸をしっかり溶かすことができるので沸騰させたお湯の方がよろしいかと。
A.石鹸重量100グラム+お湯500ml(石鹸重量x5)
500mlのお湯なら入るだろう、ということで耐熱計量カップに入れました。
B.石鹸重量100グラム+お湯1000ml(石鹸重量x10)
1000mlは大きめの容器に入れました。
3.オプション: グリセリンを入れる
保湿性を高めるためにグリセリンを加えるといいそうです。
わたしはグリセリンを買いに行くのが面倒で、オリーブオイルで十分だ!と思ったのでグリセリンを入れずに作ってみることにしました。
4.一晩放置する
そのまま一晩放置します。数時間~半日くらいでも色や形状に変化が見られる場合があります。
一晩放置して翌朝確認したところ、
- A.石鹸重量100グラム+お湯500ml(石鹸重量x5)→分離せずミルキー
- B.石鹸重量100グラム+お湯1000ml(石鹸重量x10)→二層に分離
と見た目が全然違うのでびっくりしました。
5.泡だて器でよく混ぜる
溶けなかった固形石鹸が容器の底に残っていたりするので泡だて器を使って全体的によく混ぜ合わせます。
手動でも電動でもお好みで。
今回は石鹸の粒が容器の底に残ってしまったので、やっぱり、ちゃんと刻んだ方がキレイに溶けるのではないかと。
それほど大きな問題ではないのでこれはこれでよしって感じです。
6.オプション: エッセンシャルオイルを入れる
香りづけにエッセンシャルオイルを入れます。お好みで。
アレッポのオリーブオイル石鹸特有の土っぽい粘土っぽい香りを弱めるためにエッセンシャルオイルを入れてみようかなぁと思ったけれど、結局入れないことにしました。なんとなく。
入れても入れなくてもどちらでもお好みで。
液体石鹸を保存容器に移した後にエッセンシャルオイルを入れてもよろしいかと。
7.液体石鹸を保存容器に移す
液体石鹸を保存容器に移します。
抹茶ミルクみたいになりました。飲みたい。
アレッポのオリーブオイル石鹸を液体石鹸にする!実験結果
A.石鹸重量100グラム+お湯500ml(石鹸重量x5)の仕上がり具合
- 程よいとろみ
- もう少し水分を減らしてもいいかも
惜しい!という感じです。
B.石鹸重量100グラム+お湯1000ml(石鹸重量x10)の仕上がり具合
- 水みたいにシャバシャバ
- 水入れすぎた!感が否めない
もしや失敗か!という感じです。
ちょうどいい水分量
- 石鹸の重量かける5→もう少し水分を減らしてもいい
- 石鹸の重量かける10→明らかに水分が多い
という結果になったので「石鹸の重量かける2~4くらいの範囲」の水分を加えるとちょうどいい質感の液体石鹸が作れるのではないかという感覚・予感です。
使い心地・使ってみた感想
- 泡立ちは固形石鹸とほぼ同じであまりよくない
- 思っていたよりも油くさくない
- 食器の油汚れがわりとスッキリ落ちる
- 洗顔後の肌がしっとり
- 髪がしっとりサラサラ
などAもBもどちらも固形石鹸と同じくらい使い心地がよかったです。びっくり!
液体なので髪も洗いやすくなりました。
洗い上がりが変わらないなら「わざわざ水分量を調整して実験する必要なかったね」と今さらながら思います。やってみてはじめて分かったことなのでこれはこれでいいんじゃないかと。
まとめ
- ドクターブロナー固形マジックソープ→固まってゼリーみたいになった
- アレッポのオリーブオイル石鹸→固まらず液体石鹸になった
というわけで、どちらがいい悪いではなく、やっぱり石鹸の種類や成分によって仕上がりは様々という印象です。
液体にするにも石鹸によって向き不向きがあるということで。
ちなみに液体石鹸は使い勝手がいい分、固形石鹸よりもなんとなく減りが早い気がします。
大切に使わないと。
そんなわけで、やっぱりすごい!アレッポのオリーブオイル石鹸。
アレッポ!