アレッポのオリーブオイル石鹸を使ってみた!感想や切り方・使い方

オリーブ石鹸といえば!石鹸の発祥地といわれるシリア・アレッポのオリーブオイル石鹸。

料理や手作りまつげ美容液、クレンジングなどなんだかんだと活躍しているオリーブオイル。オリーブオイルが好きだ!ということでペットボトルでオリーブ石鹸も手作りしました。

オリーブオイルベースのキャスティール石鹸の代表みたいなドクターブロナーのマジックソープを使ってみたらよかったので今度はアレッポのオリーブオイル石鹸を使ってみることに。

洗顔に!洗髪に!クレンジングに!使い方いろいろ!

「アレッポのオリーブ石鹸」や「アレッポからの贈り物」などオリーブオイル石鹸を使ってみた感想や切り方・コツ、使い方、種類や違いなどをまとめてみました。

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目次

アレッポのオリーブオイル石鹸

石鹸の発祥地アレッポ

  • 石鹸の発祥地といわれるシリア北部の街アレッポのオリーブオイルベースの石鹸
  • 贅沢な月桂樹オイル(ローレルオイル)も入ってる
  • 手作業によって作られている石鹸
  • 古くから伝わる伝統的な製法で生産されている石鹸
  • 熟成期間約2年~3年
  • 香料・着色料・合成界面活性剤・合成防腐剤なし
  • 釜でゆっくりじっくり焚く
  • 「アレッポの石鹸」や「アレッポからの贈り物」などの商品がある

など。

『アレッポの石鹸』

内戦だけではなく国外からの勢力も激しい戦闘をくり広げているシリア。

日本は知らないけれどオーストラリアではシリアの悲惨な現状がほぼ毎日ニュースで流れてきます。戦争・紛争のバカヤローって感じです。

【追記】シリア産→トルコ産

オーストラリアに荷物を送ってもらうことになったので「アレッポからの贈り物」のラベンダーとレモングラスを購入したところ、シリア産からトルコ産になっていました。

今回届いたレモングラスオイル配合石鹸は原産国シリア。

ラベンダーオイル配合石鹸は原産国トルコ。

従来はシリア・アレッポ地方で製造されていました。しかし、シリア国内情勢の悪化に伴い、一時的措置として、製造施設を安全な隣国、トルコ・ガズィアンティブに工場を移設し、これまでと変わらない伝統的な製法で製造しております。出来上がった石鹸はアレッポで検品作業を行い、日本に向けて出荷されています。

だそうです。

なんだか切ない。悲しい。

こんなにステキな石鹸を世に送り出してくれる石鹸の作り手さん達、職人さん達は無事だろうか?と考えちゃいます。本当、戦争のバカヤロー。

「アレッポの石鹸」を使ってみた感想

Aleppo Olive Oil Soap1

種類・違い

残念ながらオーストラリアには売っていないので日本に一時帰国したときに購入しました。

注文したのは検索して最初に登場したノーマルタイプ。

で、注文した後にアレッポの石鹸は実は3種類ある!ということに気がつきました。

どうやらオリーブオイルとローレルオイル(月桂樹)の割合に違いがあるようで、贅沢なローレルオイルの配合率が高いほど高品質、みたいな感じらしいです。

『アレッポの石鹸』

アレッポの石鹸ノーマル

  • オリーブオイル90%
  • ローレルオイル約10%

アレッポの石鹸EX40(エキストラ40)

  • オリーブオイル60%
  • ローレルオイル約40%

アレッポの石鹸ライト

  • オリーブオイル98%
  • ローレルオイル約2%

Aleppo Olive Oil Soap2

  • 外側は薄い茶色
  • 内側は深みのある緑色

美しい。歴史を感じます。

いかにも職人って感じがまたステキ。重厚で趣のある石鹸です。

香り

土みたいな、粘土みたいな香りがします。

使い心地・使ってみた感想

洗顔やクレンジング、ボディシャンプー、ヘアシャンプーとして使ってみました。

洗顔

朝はいつも水洗顔だけれど石鹸で洗ってみました。

  • 洗った後キュッキュッと音がする
  • 肌すべすべ
  • スッキリ
  • つっぱらない
  • サッパリなのに潤う
  • 粘土っぽい香りがちょっと気になる

汚れが落ちてスッキリ・サッパリするのに変につっぱらない。

つっぱるどころか、むしろ薄いオイルの膜で守られているような不思議な感覚です。

クレンジング・メイク落とし

基本的にクレンジングはアプリコットカーネルオイルココナッツオイル、オリーブオイルなどを使っています。

アレッポの石鹸だけでメイク落としができるのか洗ってみたところ、メイクが薄いということもあり、2回くらいでしっかり落ちました。

体を洗う・ボディシャンプー

カサカサせず、しっとり!

鼻に近い首のあたりを洗っているとき、粘土っぽい香りがちょっと気になりました。

洗髪・シャンプー

しっとり・サラサラ。思っていたよりもいい感じ!

固形なので洗いにくいのが難点です。

泡立ちがそれほどよくないので、髪の状態によっては2回くらい洗うことも。

仕上げのリンスはリンゴ酢・アップルサイダービネガー(酸性リンス)を使ってみました。

「アレッポからの贈り物」を使ってみた感想

Aleppo Olive Oil Soap3

種類・違い

「アレッポの石鹸」よりもちょっとお手頃価格。自分の分と母へのプレゼントとしてまとめ買いしました。

アレッポからの贈り物ピュアオリーブオイル石鹸

  • オリーブオイルのみ(ローレルオイルなし)
  • 緑色のシール

アレッポからの贈り物オリーブ&ローレルオイル石鹸

  • オリーブオイル+ローレルオイル(配合率不明)
  • 赤紫色のシール

アレッポからの贈り物エキストラバージンオリーブオイル石鹸

  • エキストラバージンオリーブオイルのみ(たぶんローレルオイルなし)
  • 深緑色のシール

アレッポからの贈り物オリーブ&ラベンダーオイル石鹸

  • オリーブオイル+ラベンダーオイル(配合率不明)
  • 紫色のシール

アレッポからの贈り物オリーブ&レモングラスオイル石鹸

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  • オリーブオイル+レモングラスオイル(配合率は不明)
  • 黄色のシール

外側は薄い茶色、内側はやさしい深緑色。撮影時の光の関係もあるかもしれないけれど全体的に淡い感じです。

Aleppo Olive Oil Soap5

ちなみにわが家のペットボトル手作りオリーブオイル石鹸は驚くほど真っ白。残念ながら趣も深みもありません。

Aleppo Olive Oil Soap6

香り

ピュアオリーブオイル石鹸・オリーブ&ローレルオイル石鹸

「アレッポの石鹸」と同じように土みたいな、粘土みたいなニオイがします。

オリーブ&ラベンダーオイル石鹸・オリーブ&レモングラスオイル石鹸

ラベンダーオイルやレモングラスオイルのおかげなのか、独特の土っぽい、粘土っぽいニオイは全く気になりません。かすかに匂う、くらいのレベルです。

粘土っぽいニオイは体調によってすごく気になるときがあったので、ラベンダーオイル配合石鹸、レモングラスオイル配合石鹸の方が使いやすいと感じています。

ってことでラベンダーオイルとレモングラスオイルを定番にしようかと。

使い心地・使ってみた感想

「アレッポの石鹸」と同じように洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、洗髪に使ってみました。

洗顔

  • 洗った後キュッキュッと音がする
  • 肌すべすべ
  • スッキリ

と洗い上がりは「アレッポの石鹸」とほぼ同じ。

  • アレッポの石鹸ノーマル→しっとり
  • アレッポからの贈り物ピュアオリーブオイル石鹸(緑色シール)→しっとり
  • アレッポからの贈り物オリーブ&ローレルオイル石鹸(赤紫色シール)→サッパリ

洗顔後の肌がつっぱるほどではないけれど「アレッポからの贈り物オリーブ&ローレルオイル石鹸(赤紫色シール)」は他の2つに比べると少しサッパリ感が強い気がしました。

全部好きだけれど、乾燥肌のわたしには「アレッポの石鹸ノーマル」または「アレッポからの贈り物ピュアオリーブオイル石鹸(緑色シール)」がいいかも、と思いました。

クレンジング・メイク落とし

メイクが薄いせいもあるけれど「アレッポの石鹸」と同じように2回くらい洗ったら落ちました。

体を洗う・ボディシャンプー

これも「アレッポの石鹸」と同じようにカサカサせず、しっとり!

顔ではなく体だからなのか「アレッポからの贈り物オリーブ&ローレルオイル石鹸(赤紫色シール)」は顔を洗ったときに感じた強いサッパリ感は特に感じませんでした。

洗髪・シャンプー

洗い上がりは「アレッポの石鹸」と同じでしっとり・サラサラ。

オリーブってすごい。

「アレッポの石鹸」「アレッポからの贈り物」の切り方

アレッポのオリーブオイル石鹸の重量は約200g。ゴツゴツしていて大きいので切って使っている人が多いようです。

石鹸の内側の色を確認するために切ろうとしたときは、その硬さにびっくり!

試してみたことや切り方・コツなどをまとめてみました。

1. 電子レンジで温める

Aleppo Olive Oil Soap4

「10秒→ひっくり返す→また10秒」みたいな感じで温めると切りやすくなります。

電子レンジにもよるので様子を見ながら温めるとよろしいかと。

2. 浴室・シャワールーム・お風呂場に放置する

防腐剤が入っておらず一般的な市販の石鹸に比べると溶けやすいオリーブオイル石鹸。

使った後そのまま湿気の多い浴室やシャワールームなどに放置して「ちょっとふにゃふにゃになってきたなと思ったら切る!」みたいな感じです。

3. 日当たりのいい場所に放置する

母が実践している方法です。

日当たりのいい場所にしばし放置して「石鹸が温かくなったら(=ちょっと柔らかくなったら)切る!」という感じです。

コツ・ポイント・注意点

溶けやすい

わが家の手作りオリーブオイル石鹸のようにボロボロ溶け崩れるようなことはないものの、市販の普通の石鹸に比べると溶けやすいと思います。

なのでふにゃふにゃになったところを狙って切るとき以外は、湿気の多い浴室に放置せず、トレー(ソープディッシュなど)に入れて風通しのよい場所に置いておくのがよろしいかと。

目にしみる

洗い方が雑なせいもあるかもしれないけれど、ものすごく目にしみます。刺激的。

なので洗顔や髪を洗うときは注意が必要です。

泡立ちがよくない

基本的にオリーブオイル石鹸は泡立ちがよくないようです。

手で泡立てるとちょっとヌルヌルするけれど、泡立てネットやスポンジを使えばキメの細かいふわふわ・もこもこ泡ができます。

まとめ

というわけで、わが家のペットボトル手作りオリーブ石鹸とは大違い!比べ物にならない!アレッポのオリーブオイル石鹸です。

実家の母は

  • 洗顔後の肌がキュッキュッとなる
  • でもつっぱらない

といったあたりに感激したらしいです。

  • 洗顔
  • メイク落とし・クレンジング
  • 洗髪・シャンプー
  • 体を洗う・ボディーソープ
  • スポンジやブラシなどのメイク用具を洗う

などドクターブロナーのマジックソープのように18通りとまではいかなくても、それに近い感じでいろいろ使えるのではないかと。

ふわふわ・もこもこ泡なので髭剃りやムダ毛処理にも使えると思います。

そんなわけでアレッポのオリーブオイル石鹸もマジック!

【追記】アレッポのオリーブオイル石鹸を固形から液体にしてみました。

オリーブ石鹸。

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