ゆったり感やちょっと肩の力が抜けた感じがかわいいポンチョ。着心地もいいのでついついポンチョ風の服ばかり選んでしまいます。
「また衣替えの季節だねぇ」と思いながら、いつものように手持ち服を見直し・整理していると「もしかしたらポンチョになるかも」的な服を何着か発見しました。
ポンチョは授乳ケープ代わりにもなるはずだから一石二鳥!というわけで着なくなった服をポンチョにリメイクしてみることに。
いらない服や着なくなった服が大復活!古着を授乳ケープポンチョにリメイクする方法、アイデア、作り方をまとめてみました。
目次
気分は軽い素材のポンチョ
どうやらPoncho(ポンチョ)はスペイン語だそう。そういえばメキシコやペルーなどスペイン語圏はポンチョが有名です。ドンタコス。
持っている袖なしポンチョはほとんどニット素材。
いかにも冬服ではなく、春・夏・秋も着ることができるような少し軽い素材の袖なしポンチョが欲しいなぁと思っていました。
手持ち服の見直し
本当は自分で選んだ生地から作ってみたかったけれど、まずは家にあるものを活用することに。
授乳ケープやスヌード・ネックウォーマーを作ったときと同じように手持ち服を物色しました。
その結果
- 過去1年ほとんど着ていなかった服
- ボロボロ・クタクタで限界を感じる服
の中からポンチョにリメイクできそうな服を何着か発見しました。
市販授乳ケープ・ポンチョのリサーチ
もしかしたらポンチョになるかも?と最初に目をつけたのは日本で購入したマタニティワンピース。確かセールで700円くらいでした。
色やデザインが気に入って買ったものの、ふんわりとした女性らしいシルエットがびっくりするほど自分に似合わず。これはどうしたもんかと思いながら、ずっと保管していました。
このマタニティーワンピースをどうリメイクすればポンチョになるのか?
今回作りたいポンチョのイメージをより明確にするため、市販のポンチョや授乳ケープをリサーチしてみることにしました。
仮説
リサーチ中に気づいたことは
- スカートに見えるポンチョがある
- ポンチョ型授乳ケープは普通のポンチョに見える
ということ。
つまり
- スカートはポンチョになる可能性を秘めている
- ポンチョは普段着としても授乳ケープとしても使える
という仮説が成り立つと考えました。
検証
仮説を立てたら次は検証。
早速ワンピースのウェスト切り替え部分の上を中に折り込んでスカート状態にして頭からかぶってみたところ、ものすごくポンチョっぽい!
上半身がすっぽり隠れる上に大きめのぬいぐるみ(あざらし)もすっぽり入るので、授乳ケープとしても問題なく使えると確信しました。
そんなわけでいろいろ作ってみることに。
全然着てないマタニティワンピースをリメイク
- 推定所要時間:ミシン→約20分~45分 手縫い→約1時間~2時間
- お手軽度:★★★★★ 超簡単
- 自己満足度:★★★★★ ニット素材ポンチョより着心地がいい
1. 裁断する
- できる限りシワを伸ばして形を整える
- 袖や襟などを切り落としてスカート状態にする
わたしはウェストの切り替え部分から上をザクザク切りました。
2. 縫う
- 生地を裏返す
- スカートのウェスト部分を三つ折りしてマチ針でとめる
- 三つ折りした部分を縫う
わたしはウェスト切り替え部分をキレイに残しておきたかったので裏返してマチ針でとめた後、手縫いしました。
出来上がり
ポンチョに変身。「やだっ!あの人スカート着ちゃってるよ!」とまでは誰も気づかない・言わなきゃバレないレベルではないかと。
どちらが前でも後ろでもいいけれど、なんとなくタグもつけてみました。
ヨレヨレワンピースをリメイク
- 推定所要時間:ミシン→約45分~1時間 手縫い→約1時間~2時間
- お手軽度:★★★★☆ 簡単
- 自己満足度:★★★☆☆ 途中失敗・ヨレヨレすぎて扱いづらかった・でも一番好き
ヨレヨレワンピース。びろーんってなってます。もう限界。
1. 裁断する
シワを伸ばして不要な部分を切ります。
ポンチョの丈を決めます。わたしは最初に作ったポンチョを型紙代わりに使いました。
不要な部分を切ります。
最終的にポンチョの丈は57cmくらいになりました。
2. 肩のラインを整える
全体的に四角いので肩のラインになめらかに沿うように調整します。
型紙代わりとなる服を置く
- 生地を裏返す
- 肩のラインの目安になりそうな服を上に置く(型紙代わり)
線を引く
型紙代わりとなる服の肩のラインに合わせて線を引きます。
反対側も同じように線を引きます。
3. 縫う
- 前ステップで引いた線の上を縫う
- 不要な部分を切る
4. 肩のラインを再調整する
着てみたところ、まだ四角い感じで全く肩のラインに沿っていません。失敗。悪い例です。
そんなわけでもっとスカートっぽくなるように同じ要領(型紙を置く→線を引く→線の上を縫う→不要な部分を切る)で肩のラインを再調整することに。
こんな感じ。左右対象じゃないけれどまぁいいかと。
出来上がり
Tシャツ素材はほつれにくいので首元は切りっぱなしでもOK。
あざらしも余裕で入るので授乳も大丈夫そうです。
シミつきワンピース+レースチュニックをリメイク
- 推定所要時間:ミシン→約1分~2時間 手縫い→約2時間~4時間
- お手軽度:★★★☆☆ ちょっと面倒
- 自己満足度:★★★☆☆ 油シミが隠れた・やっぱりレースは似合わない
部屋着みたいなパジャマみたいなカーキのヨレヨレワンピースと似合わないので出番が少ないレースのチュニック。
料理中につけてしまった油のシミ。そのままだとシミが目立つのでレースでカモフラージュ作戦です。そろそろエプロンが欲しいお年頃。
1. 裁断する
ベースとなるワンピースのシワを伸ばして不要な部分を切ります。
次にチュニックのレース以外の部分を切り取ります。
裁断したワンピースとレースを重ね合わせます。
2. 縫う
- 重ね合わせた生地を裏返す
- 生地を重ね合わせたまま三つ折りしてマチ針でとめる
- 三つ折りした部分を縫う
3. 肩のラインを整える
縫い合わせた後に着てみたところ、幅が広すぎて肩からずり落ちてしまいました。そこで黒いワンピースと同じように肩のラインに沿うように調整することに。
生地を裏返して型紙代わりとなる服を上に置いたらラインに合わせて線を引きます。
線の上を縫って不要な部分を切り取ります。
幅が狭くなり、肩からずり落ちなくなりました。
出来上がり
油のシミは見えません。
たまにはレースもあり。が、レースが似合わない。ちょっと冒険です。
まとめ
試行錯誤しながらもなんとか3着作ることができました。部屋着やちょっとしたお出かけにも活躍しそうです。
一番のお気に入りはシンプル&ゆるい印象の黒。ちなみに夫のお気に入りはカーキ&レースだそうです。
何が嬉しいって買い物に行かずにお金も使わずに服が3着も増えたことが一番嬉しいです。
ベースとなる服の形や素材によってリメイク方法や作り方はそれぞれ。
とはいえ今回のリメイクで発見した「スカートっぽいものはポンチョや授乳ケープになる可能性がある」といった点を考えるとアイデア次第でいろいろ作れそうです。
着なくなった服を再利用したい。ちょっと軽い素材のポンチョが欲しい。好きなデザインの授乳ケープが見つからない。市販の授乳ケープは高い。
そんなときは一度手持ちの服や古着を物色してみると「おぉ!これ使えるかも」的な何かが見つかるかもしれません。
【追記】マザーズバッグ・ママバッグの代用アイデアや選び方をまとめてみました。
【追記】古着リメイク関連ネタまとめ
ポンチョ大好き。