赤ちゃん用洗濯洗剤を使わずに大人と子供のものを一緒に洗濯したい!家族みんなで使える洗剤が欲しい!
そんな洗濯洗剤を見つけるために洗剤いらずの洗濯ボールやソープナッツ(木の実)などいろいろお試し中です。
そんな中、掃除やノーシャンプーチャレンジで使っている重曹には汚れやニオイを落とす効果があるらしいとの情報も発見し、重曹つけおき洗いと重曹煮洗いでその効果を実感しました。
さらに「いい香りがする洗濯洗剤が欲しい」という夫のリクエストに応えて、アロマのやさしい香りの粉末洗濯洗剤を手作り。
そこで「粉末の次は液体だ!」ということで液体洗濯洗剤を自作してみることに。
手作り液体洗濯洗剤の作り方・レシピ、作るときの注意点、使ってみた感想、洗い上がりなどをまとめてみました。
手作り液体洗濯洗剤アイデア
粉末洗濯洗剤と液体洗濯洗剤
よく考えてみると、実は今まで液体の洗濯洗剤をあまり使ったことがないことに気がつきました。
世間では粉末派が多いのだろうか?と思い、調べてみたところなんと7割以上が液体派!
粉末洗濯洗剤の溶け残りを懸念する声が多い印象です。
『マイナビウーマン』洗濯用洗剤、“液体タイプ”派が77.3%!「粉末は飛び散る」「水に溶けやすい」
よく使われている手作り液体洗濯洗剤の材料
世の中の手作り液体洗濯洗剤の材料をザッと調べてみたところ、
- 石けん
- 重曹
- ホウ砂/ホウ酸ナトリウム(Borax)
- クエン酸(Citric Acid)
- 炭酸ソーダ(Washing Soda)
- 塩
- エッセンシャルオイル/アロマオイル
など粉末洗濯洗剤の材料とほぼ同じです。
なので新たに液体洗濯洗剤の材料を考えるのが面倒だったので、手作り粉末洗濯洗剤の材料をベースに作ってみることにしました。
炭酸ソーダは洗濯に最適
手作り洗濯洗剤の材料としてよく登場する炭酸ソーダ。残念ながら炭酸ソーダがどこに売っているのかよく分からなかったので、いつも重曹から手作りしていました。
が、先日スーパーの洗濯コーナーに行ってよく探してみたところ、なんと洗濯洗剤と同じ棚に並んでいました。1kgで$4。安い!
日本で売っているアルカリなんとか、セスキなんとか、炭酸塩といわれるものと同じなのか何なのか。
ちなみにアルカリ性が強い炭酸ソーダは
- 洗浄力を高める
- 石けんカスの発生を防ぐ
といった効果が期待できるそう。
炭酸ソーダは液体石けんと混ぜると固まる
手作り液体洗濯洗剤の作り方などを調べてみたところ、液体石けんに炭酸ソーダを混ぜるとジェル状に固まるらしいことが発覚!液体じゃない!
本当は市販の液体洗剤のようなあんかけ風のとろみがある液体洗濯洗剤を作りたい。でもしっかり汚れを落とすために炭酸ソーダも入れたい。
というわけで「ジェル状・ゼリー状=どちらかといえば粉末ではなく液体の部類に入る」と割り切ることにしました。
さらに液体石けんは水に溶けやすいというメリットがあるけれど
- アルカリ性物質が入っていない
- 入っていても配合量が少ない
といった理由から粉末洗濯洗剤に比べると洗浄力はやや劣るようなので、やっぱり炭酸ソーダは入れたいところです。
手作り液体洗濯洗剤の作り方
材料・分量
メイン
- 固形石けん 200g
- 炭酸ソーダ 200g
- 水 2000ml
石けんは洗浄力が高いといわれる、適当手作りのココナッツ石けん。
材料選びよりも頭を悩ませたのは分量です。調べれば調べるほどいろんなレシピや分量がありすぎて途中で考えるのがイヤになりました。
「○○の水に対して△△の□□を入れる」とか面倒くさすぎて覚えられないので、覚えやすくて応用がきく分量で作ってみることに。
例えば、石けんが100gの場合は炭酸ソーダ100g、水1000ml(足りなかったら後で足して調整)といった具合に先頭に同じ数字をつけるイメージです。ものすごい適当です。
オプション
- オプション: 塩 100g
- オプション: エッセンシャルオイル/アロマオイル 20~30滴くらい(お好みで増やしてもOK)
色落ち防止や消臭効果が期待できるといわれる塩はオプションで。今、家にある分を使い切ったら、その後は塩なしでもいいかなぁと考えています。
エッセンシャルオイルはユーカリにしました。
費用
- 固形石けん 200g → 材料費約$6.00
- 炭酸ソーダ(1kg入り$4.00) 200g → 約$0.80
- 水 2000ml → 水道水なので$0.00
- オプション: 塩((1kg入り$4.00) 100g → 約$0.40
- オプション: エッセンシャルオイル/アロマオイル 20~30滴くらい → 約$0.30
合計 約$7.50
高いのか安いのかよく分からないけれど、出来上がった洗剤の量を見ると割安感があります。
手作りといえどもココナッツオイル100%石けんは高いので次回からは洗濯コーナーで売られている洗濯固形石けんにしようかと。
1. 大きめの鍋に水を入れて沸かす
小さい鍋より大きい鍋、大きい鍋がなければ大きめの容器(バケツや洗面器など)を別途用意しておくとよろしいかと。
最初から水を2リットル入れて沸かしても、1リットルだけ沸かして後から残りの1リットルを追加してもよいと思います。
わたしは大きい鍋がなかったので最初は小さい鍋に水を1リットルだけ入れて沸かしました。
2. 石けんを削る・切る
どうせお湯で溶けるだろうと思い、細かく削らずに薄くスライスしました。
3. 石けんを鍋に入れて溶かす
お湯が沸いたら鍋に石けんを入れて溶かします。
4. 石けんが溶けたら火を止める
石けんが完全に溶けたら火を止めます。
5. 炭酸ソーダを入れてよく混ぜる
大きい鍋を使う場合
火を止めたらふきこぼれに注意しながら炭酸ソーダを入れてよく混ぜます。
小さい鍋を使う場合
鍋の中身をバケツや洗面器など大きい容器に移してから炭酸ソーダを入れます。大事なポイントです。
わたしはバケツや洗面器などを準備せずに小さい鍋の中にそのまま炭酸ソーダを入れたため、炭酸ソーダを入れた瞬間もわもわもわもわ~とものすごい勢いでふきこぼれました。
悪い例です。いっきにやる気喪失。余計な仕事が増えました。最悪です。
6. オプション: 塩を入れる
塩を入れて全体的によく混ぜます。
わたしは最初に水を1リットルしか入れなかったので全体的につぶつぶ状態に。
残りの1リットルを少しずつ入れながら混ぜてみたところ、つぶつぶ感がなくなりました。
7. 冷ます
そのまま放置して冷まします。
8. オプション: エッセンシャルオイルを入れる
「ちょっと冷めてきたかな」「手で触っても熱くないかな」というタイミングでエッセンシャルオイルを入れてよく混ぜます。
わたしは放置しすぎてゼリー状に固まった後にエッセンシャルオイルを入れたので、混ぜにくくなり、これまた面倒なことになりました。
9. 容器に移す
出来上がった洗剤を容器に移します。わたしは酢の空きボトルに入れることに。が、失敗。翌朝起きてみると逆さにしてもビクともしないくらいガッチリ固まっていました。
ボトルから少しずつかきだして、フタ付きのジャータイプの容器に移し入れることに。
また余計な仕事が増えました。
ボトルはボコボコに。そんなわけで出来上がった洗濯洗剤を保存する容器はボトルよりジャー・タッパーなどがよろしいかと。
手作り液体洗濯洗剤を使ってみた感想
使い方
ゼリー状なのでスプーンとグラスを設置して、スプーンですくってそのまま使ったり、水でちょっと溶かしてから使ったりしています。
結構ゴロッとしているので個人的には水でサッと溶かしてから使う方が好きです。
水の量を増やせばこんなに固まらないかもしれないけれど水を入れすぎて泡立ちや洗浄力が落ちるのはイヤだなぁと。難しいところです。
洗い上がり(比較)
試しに
- 手作り液体石けん+ちょっとユーカリ
- 手作り液体洗濯洗剤
の2つで洗い上がりを比較してみることに。効果が分かりやすい息子の布おむつを洗濯してみました。
手作り液体石けん+ちょっとユーカリ
- 汚れが落ちている
- 臭いが残っている
- ユーカリの香りがしない
- スッキリ感がない
- なんか重い
- ゴワッとした手触り
決して悪くはないけれど全体的にずっしり重いというか、まだ繊維の中に汚れが残っているような感じです。
手作り液体洗濯洗剤
- 汚れが落ちている
- 全体的に白く洗い上がった
- イヤな臭いがしない
- ほんのりユーカリの香り
- スッキリした洗い上がり
- ふんわり軽やかな手触り
炭酸ソーダを入れただけでこんなに洗い上がりが変わるなんて。アルカリおそるべし。
その後、衣類やタオルなども洗濯。洗濯物を取り込んでいた夫が「なんかいい匂いする」と喜んでいました。
まとめ
思っていたよりも大量の液体洗濯洗剤が出来たので、しばらく手作りしなくてもよさそうです。
手作り粉末洗濯洗剤も手作り液体洗濯洗剤もどちらも溶け残りなし。「手作りなら粉末でも液体でももうどっちでもいいかな」という感じです。
- 粉末→石けんを細かく削る作業が面倒
- 液体→洗濯前に水で溶かす作業が面倒
作業工程を考えると石けんを細かく削る必要がない液体洗剤の方が楽な気はします。
【追記】後日夫から「洗い上がりは液体洗剤が好きだけれど水で溶かす作業が面倒くさすぎる」とフィードバックがありました。液体石けんと炭酸ソーダを混ぜずに別々に使うべきなのか?いろいろ試行錯誤中です。
すごいねアルカリ。