皮膚ガン発生率世界一といわれるオーストラリア・クィーンズランド(Queensland)州に住んでいるため日本に住んでいたときよりも紫外線・日焼け対策を真剣に考えるようになりました。
帽子や服装、日焼けどめなど命を守るための対策はほぼバッチリ。最近「もうちょっと力を入れた方がいいんじゃないの?」と思うのは美容面です。
いつの間にか増えてしまったシミ・ソバカス。乾燥や紫外線によってかなりお疲れ気味の年齢肌。そのくせオリーブオイルや緑茶、ヨーグルト、きなこなど適当食材スキンケアばかり。
「年齢も年齢だからもっと本気でエイジングケアに取り組まないとまずいんじゃないか」と今さらながら危機感を持ちはじめました。
そこで世界の名だたる女優やトップモデルが愛用しているというローズヒップオイルを味方につけて本気でエイジングケアに取り組むことを決意。
目指せ美肌!枯れ肌に活!ハリとツヤよ、よみがえれ!自然の恵みいっぱい!
ローズヒップオイルの魅力や効果、使ってみた感想、気になる匂い、使い方、保存方法などをここにまとめておきたいと思います。
目次
ローズヒップとは?
最初に就職したのはオーストラリア発オーガニックコスメの会社。
やれアロマだ、やれハーブだと必死に勉強したくせにほとんど覚えていません。が、15年以上経った今でもしっかり覚えているのはローズヒップ。
「ローズヒップはビタミンCの爆弾といわれています」と聞いて、世の中にはこれまたすごいものがあるもんだとびっくりしたのを覚えています。
ローズヒップは野生のバラ(ワイルドローズ)。原産は主にチリやペルーなど南米のアンデス山岳地帯だそう。
ビタミンCの爆弾ってどんな植物なんだろう?と思ったら、これまた可愛らしい果実でまたびっくりです。
ローズヒップオイルの効果・効能
◆アンチエイジング効果(お肌の再生促進)
◆長時間保湿効果
◆美白効果
◆ハリ・弾力効果(しわ・たるみ)
◆整肌効果(キメ・なめらかさ)
◆二キビ・ニキビ跡、妊娠線に。
などなど。とにかく美容にいいよってことらしいです。
オーストラリアにはローズヒップオイル配合のスキンケア化粧品が多いなぁと疑問に思っていたけれど、紫外線・日焼けによるダメージにも効果的とのことなので納得です。
フランスの大御所女優カトリーヌ・ドヌーヴさんも愛用しているそう。ステキな歳の取り方をしている女優さんです。
その表彰式の記者会見で「私は長年ローズヒップオイルを使っているの」と答え、それ以来、ローズヒップオイルは“女優オイル”と呼ばれてヨーロッパ中で愛されるようになりました。
『スキンケア大学』ローズヒップオイルの美肌効果およびエイジングケア効果その1
ローズヒップオイルは救世主
ローズヒップオイルをスキンケアに取り入れはじめたのは約13年ほど前。
スイス発オーガニックコスメ・ヴェレダ(WELEDA)のカプセル入りワイルドローズインテンシブオイルがお気に入りで結構長い間使っていました。
残念ながらカプセル入りは生産終了らしいです。
その後、オーストラリア大陸の厳しい気候のせいで肌はボロボロ・ガサガサ・ゴワゴワ。
「あぁもうダメ」と思ったときの救世主がローズヒップオイルでした。
やっぱりローズヒップオイルはいいなぁと改めて実感。それ以降、肌に何もつけない肌断食をはじめるまで継続的に使っていました。
他の化粧品に浮気しても必ず戻ってくるのがローズヒップオイルです。
美しく老いたい
東北出身だからなのか、やや色白。日焼けすると赤くなるタイプです。
ギャルや丘サーファーが大流行した当時は「白すぎだよねぇ~」と通りすがりの知らないギャルに笑われたこともあります。悲しい過去。
心の中で「笑ってられるのも今のうちだコノヤロー」とつぶやいたのを覚えています。
歳を取ればシミやシワができるのは仕方がないし、むしろ自然なこと。でもどうせ老いるなら自己満足でもいいから美しく老いたいなぁというのが本音です。
ローズヒップオイル入手
そんなわけで「女優オイル」に便乗。久しぶりに化粧品売り場に行きました。楽しい。
今回は日本でも人気があるトリロジー(Trilogy)ではなく、ちょうどセールで安くなっていたスキン(sukin)のローズヒップオイルを購入しました。
認定オーガニックで動物実験なし・香料なし・着色料なし。
お手頃価格で優秀なナチュラル・オーガニックコスメが豊富なオーストラリア。
おなじみのトリロジー(Trilogy)の他、エーキン(A’kin)やローズヒッププラス(Rosehip Plus)など実力派スキンケアシリーズからもローズヒップオイルが発売されています。
ちなみにメルボルンに住んでいる友人は中国人観光客のトリロジーローズヒップオイル爆買い現場を目撃したそう。
在庫全部買っていったそうです。太っ腹。わたしも爆買いすればよかった。
匂い
開封直後~3ヵ月くらい
「ローズ」というくらいだから、はじめてローズヒップオイルを使ったときは「バラの甘い香りがするんだろうなぁ」と期待していました。
が、そんな期待は見事に大はずれ。
普通のオイルの匂いです。それはどのメーカーのローズヒップオイルを使っても同じでした。
自分の鼻がおかしいんじゃないかと思ったけれど、鼻をかんだ後もやっぱりバラの香りはしません。
開封後3ヵ月~6ヵ月
小さいボトルなのに、毎日使っているのに、なぜかなかなか減らないローズヒップオイル。
使用期限を過ぎてもそのまま放置していたら、よくいわれるような魚っぽい生臭いニオイがしました。
「ん?なんか変なニオイがする」と思ったら酸化のサインらしいので、使用はやめた方がいいらしいです。
使用感・使い方
使ってみた感想
- オイルが黄色
- バラの甘い香りはしない
- オイルなのにベタベタしない
- 浸透が早い
- 肌がツヤツヤしてちょっと元気に見える
わたしのお疲れ気味の年齢肌にぴったりなオイルタイプの美容液といった印象です。
基本的な使い方
- 手の平に数滴取る
- 顔・首・デコルテ全体に伸ばす
伸びがいいので少量でOK。
肌が完全に乾く前にローズヒップオイルを塗ると肌にピタッとなじむ感じがします。
手持ちの化粧水やクリームと一緒に使ったり、クリームやオイルに混ぜても使ってもよろしいかと。
スキンケアの順番
肌質や好みによっても異なるので
- ローズヒップオイル→化粧水→乳液・クリーム
- 化粧水→ローズヒップオイル
- 化粧水→→乳液・クリーム→ローズヒップオイル
など順番を変えて試してみるのがよいそうです。
朝
- 光毒性は?
- 肌の上で酸化する?
- オイル焼けする?
- シミになる?
など気になることがたくさんあるものの、浸透が早いオイルなのでそれほど神経質になるほどではないようです。
しかし、ローズヒップオイルは浸透が早いオイルですので、なじませた後に肌の上にはほとんど残りません。そのため、日焼けの心配は少ないといえます。
『スキンケア大学』ローズヒップオイルQ&A集【その2】効果的な使い方のコツ
わたしは
- 普段はローズヒップオイル+日焼けどめ
- 乾燥がひどいときはローズヒップオイル+クリーム+日焼けどめ
など肌の状態に応じて調整。化粧水は使っていません。
カサカサの枯れ肌・乾燥肌だからなのか「もう少し待って!」と言いたくなるほど、ものすごく浸透が早いです。
夜
わたしは夜はスキンケアをしない夜だけ肌断食生活が長かったのでお風呂・シャワー上がりにローズヒップオイルを塗るだけ。
マッサージをするときは、ローズヒップオイルの浸透が早すぎて滑りが悪いのでアプリコットカーネルオイルに数滴混ぜて使うことが多いです。
使用期限・保存方法
- 使用期限は目安として3ヵ月~6ヵ月くらいのものが多い
- 酸化が早いので直射日光を避けて涼しい場所で保管する
今使っているsukinのローズヒップオイルには使用期限6ヵ月(6 monthsを意味する6M記載)、30度以下で保管と記載されています。
ローズヒップオイルの精製方法や保存環境にもよるけれど「とにかく酸化が早いので1ヵ月程度または2~3ヵ月程度で使い切った方がいい」らしいです。
ちなみに涼しい場所だからといって冷蔵庫で保管しても酸化は進行します。
また冷蔵庫保存に適さないものもあるので「直射日光を避けて涼しい場所で保管・できるだけ早く使い切る」がよいのではないかと思います。
まとめ
久しぶりに使ったローズヒップオイル。やっぱりいい!というのが率直な感想です。
肌がツヤツヤ。枯れ肌がしっとり・もっちり・ふっくらしてきたような気がします。
さすが女優オイル。自己満足レベルとはいえ嬉しい。
○○配合!△△配合!のようにあれもこれも入っていない。
シンプルだけれど力強い。自然の恵みがギュッとつまったローズヒップオイル。
シミやシワも魅力的に見えますように。美しく老いますように。
【追記】内側からもキレイに!ローズヒップティーも飲みはじめました。
アイ ラブ ローズヒップオイル。