皮膚がん発生率世界一といわれるオーストラリア。
その中でもここクィーンズランド州ゴールドコーストは年間を通して晴れの日が300日以上といわれるほど温暖な気候。
太陽の恩恵を感じると同時に徹底した紫外線対策の必要性を日々強く感じています。
オーストラリアに住みはじめた当初は日焼けによるシミ・ソバカスなど美容面ばかりを気にしていたわたしも、今では皮膚がん予防として真剣に紫外線対策を考えるように。
でも日焼け止めがどうしても苦手。特に日本でよく見るサラサラ系の日焼け止めを使うと肌が荒れて大変なことになります。
日焼け止めで肌荒れしたくない。赤ちゃん・子供にも安全な日焼け止めを使いたい。
もともと苦手なのでオーストラリアで日焼け止めを選ぶ際もかなり慎重になりました。
が、さすがオーストラリア。肌にやさしい自然系・オーガニック系の日焼け止めクリームが豊富です。
紫外線吸収剤フリー!肌にやさしい!赤ちゃん・子供も!ペットも!
オーストラリアの紫外線対策事情や日焼け止めの種類、使ってみてよかったおすすめの日焼け止めクリームをご紹介します。
目次
大切な命を守るために!オーストラリアの紫外線対策
「紫外線・日焼け対策は美容のため」としか考えていなかったわたしが「命を守るために」と考えるようになったきっかけは、身近な人たちが皮膚がんになったからです。
顔周辺から皮膚がん発生、体中に転移して亡くなった親類。
耳周辺に皮膚がんの疑いがあると診断された知人。
人間だけではなく皮膚がんによって亡くなった犬も数匹知っています。
紫外線・日焼け対策を怠ると命に危険が及ぶこともあるのです。
そのため日焼け止めや帽子などの紫外線対策は教育現場はじめ、職種によっては会社でも徹底されています。
長そでのシャツを着よう! (Slip on a long sleeved shirt!)
日焼けどめを塗ろう! (Slop on some sunblock!)
帽子をかぶろう! (Slap on a hat that will shade your neck!)
サングラスをかけよう! (Wrap on some sunglasses!)
スリップ!スロップ!スラップ!ラップ!
赤ちゃん・子供も紫外線対策。
犬も紫外線対策。お腹や鼻周辺などピンク色の地肌が見える部分に日焼け止めを塗ります。
男性も日焼け止めを使うのが一般的。耳の後ろや首の後ろにもしっかり塗ります。
今日はそんなに日差しが強くないから日焼け止め塗らなくても平気、とついつい楽な方に流されがち。
でも命に関わることなのでしっかりと向き合っていきたいところです。
日焼け止めが苦手
大切な命を守るためにもしっかりと紫外線・日焼け対策したいのはやまやまだけれど、問題がひとつ。
日焼け止めが本当に苦手です。
- 乾燥する
- 赤くなる
- ブツブツが出る
- かゆくなる
- 何度洗っても落ちない
- 洗いすぎでさらに乾燥する
- 日焼け止めの匂いが苦手
乾燥する→かゆい→かく→さらに乾燥する→さらにかゆい→さらにかく、という悪循環から抜け出せない状態。
特に日本にいた頃に使っていたSPF数値の高いサラサラローション系が大の苦手で「日焼け止め=肌荒れの原因」というイメージが頭から抜けなくなってしまいました。
でも日焼け止めを塗らないわけにはいかない。ほぼ毎日使うものなので、なんとしても自分の肌に合う日焼け止めを見つけなければいけません。
日焼け止めの種類
紫外線を防ぐ仕組みは大きく分けて2種類あるようです。
紫外線を吸収するタイプの日焼け止め
- 紫外線吸収剤
- あまりベタベタしない
- サラサラローション系
- SPF値が高い
おそらく日本では紫外線を吸収するタイプが主流なのではないかと。
わたしは紫外線吸収剤の代表格「オキシベンゾン」という成分にかなりやられました。もはや敵です。
ファンデーションやリップクリームなど、こやつが入っている製品を使うと必ずかゆくなって。でも使ってみたいコスメだから買って。でもやっぱりかゆいから全部使い切れなくて。
肌荒れもつらいし、お金も無駄なのであきらめました。自分には合わなかったってことで。
紫外線をはね返すタイプの日焼け止め
- 紫外線散乱剤
- ちょっとベタベタする
- こってりクリーム系
- SPF値が低い
オーストラリアでは紫外線散乱剤が主流のようです。
よく探せばあるかもしれないけれど、サラサラ系やSPF値が異常に高い日焼け止めは見たことがありません。
成分を見ると酸化亜鉛(Zinc Oxide)と書いてあるものがほとんどなので、これが紫外線をはね返す成分なのではないかと。
ちなみにオーストラリアではSPF値の高さよりも日焼け止めをこまめに塗り直すことが大切だと考えられています。
- 肌が乾燥しない
- 毎日使っても肌荒れしない
- ベタつきが気になるのは塗った直後だけ
- 時間が経ってもつっぱり感やかゆみを感じない
- 耐水性は2~3時間
- 少量でよく伸びる
- 少しずつ肌にのせると白浮きしない
- 化粧下地としても使える
- 強すぎない自然な香り
- 天然オイルや精油が配合されているのでついでにスキンケアしている気分
と各ブランドによって多少の違いや特徴はあるものの、使用感は大体こんな感じです。
わが家の日焼け止め選び
ありがたいことにナチュラル・オーガニック系コスメが豊富なオーストラリア。
肌への負担が少ないタイプの日焼け止めをいろいろ試してみたものの、
- 夫 → 塗りやすいスプレータイプ
- 自分 → 色つきや化粧下地にも使えるタイプ
- 息子 → 赤ちゃん・子ども用のナチュラルタイプ
- 犬 → ペット用
といった具合にいつの間にか4種類に。
肌にやさしい日焼け止めを見つけることができて嬉しい反面、4種類となるとそれなりにお金もかかります。
しかもペット用は妙に高い、と思っていた矢先に獣医さんから「人間用の低刺激タイプでもいいよ」とアドバイス。
そんなわけで大人も子供もペットも家族みんなで安心して使える日焼け止めを使うことにしました。
使ってみてよかった日焼け止め
UVナチュラル(UV Natural)
息子が生まれてはじめて使った日焼け止めです。
- クィーンズランド州の会社(ゴールドコースト!)
- 日本にも進出している(http://uvnaturaljapan.com/)
- 伸びがよい
- 肌なじみがよい
- やさしい香り
- ほんのり肌色
- 夫が肌色クリームにやや戸惑いを見せた
ソレオオーガニックス(Soléo Organics)
どうせならとことんこだわろう!と使いはじめたオーガニックの日焼け止めです。
- 西オーストラリア州の会社
- 日本にも進出している(https://www.soleo.jp/)
- 柔らかい
- 伸びがよい
- ちょっと油分が多めな気がする
- 素朴な香り
- 夫もお気に入り
マイエッセンス(miessence)
さらにこだわってみよう!と使いはじめた認定オーガニックの日焼け止めです。
- クィーンズランド州の会社(ゴールドコースト!)
- 日本にも発送してるっぽい(http://www.miessence.com/shop/ja/)
- 柔らかい
- なかなか減らない
- ちょっと油分が多めな気がする
- 自然な甘い香り
- 犬のお腹に塗りやすい
ナチュラル インスティンクト(Natural Instinct)
成分にとことんこだわった後は価格にこだわろう!と使いはじめた日焼け止めです。
- ヴィクトリア州の会社
- 日本には進出していない
- 大容量かつ超良心価格
- 伸びがよい
- 肌なじみがよい
- ほぼ無香
- ケチらず使える
まとめ
紫外線吸収剤不使用だからといって100%安全とはいえないし、合う人もいれば合わない人もいるはず。
でも毎日使ってもかゆくなったり、かぶれたりしないので自分の肌には合っていると思います。
最初はいろいろ試してみたくて、ナチュラル・オーガニック系の日焼け止めの中でも顔用、体用、赤ちゃん用など分けて使っていた時期もあるけれど、最近は体用だけ買っています。
紫外線・日焼け対策ついでに天然オイルや精油がスキンケアしてくれるのも嬉しいポイント。
もうサラサラローション系には戻れません。
毎日使うものだからこそ、お肌にも環境にもやさしい日焼け止めを選びたいものです。
【追記】安いのに優秀なオーストラリアのおすすめ自然派コスメをまとめてみました。
【追記】オーストラリアの安くて優秀なナチュラル化粧品が買えるドラッグストアをまとめてみました。
オーストラリアの日焼け止め!