オーストラリアでは一家にひとつの必需品といわれているのにわが家にはない!ということで使いはじめた軟膏、ルーカスポーポーオイントメント(Lucas’ Papaw Ointment)。
パパイヤ(ポーポー)嫌いの夫も使うようになり、世界中で愛され続けているロングセラーのルーカスポーポー軟膏はわが家の新定番となりました。
乾燥。傷。肌にも。髪にも。とりあえず塗っとけ!なこの万能クリームの歴史はなんと100年以上。
日本へのお土産として買ったうちの1本を自分用にして使っていたところ、その1本を夫に取られたので追加購入することにしました。
そんな中、ポーポークリームが中国で爆発的な人気を集めているとの情報発見。
過去には粉ミルクの買い占めが社会問題になったオーストラリア。今度はポーポークリーム!というわけでルーカスポーポークリームが中国で大人気な理由を探ってみました。
オーストラリア発ルーカスポーポークリーム
アジアでカルト的な人気を誇るといわれるルーカスポーポー軟膏。
特に中国本土、香港では何個買っても足りない!もっと欲しい!といった状況のようです。
足りない!もっと欲しい!といえば粉ミルクもそう。一時期は中国人の買い占めによって店頭から粉ミルクが消えるという異常事態も発生しました。
で、ポーポークリームも一緒で「ポーポー軟膏が中国で人気があるってよ。大量にまとめ買いしてネットで中国に高く売って儲けようぜ」という流れです。
そのため現地の人たちにも供給が行き渡るように1人2本まで(two tubes per person)という数量制限を設けている薬局・ドラッグストアも多いようです。
爆買いダメ。1人2本まで。そんなわけで粉ミルクの次はポーポーだ!とちょっとした話題になっています。
ルーカスポーポー軟膏が中国で大人気な理由
中国市場の専門家が人気の理由を分析しています。
『News.com.au』Is pawpaw ointment the new baby formula?
長い歴史
100年以上の歴史があるポーポークリーム。
パッケージに描かれているのはポーポー軟膏の生みの親、ルーカス博士の病院ポーポーホスピタル(Vera Papaw Hospital)です。ポーポーはずっと昔から使われていたんだよ、と。
100年以上愛され続けてきたという事実、その信頼性が中国で愛される理由のひとつだそうです。
偽物じゃなくて本物
過去30年、40年の間にいろんな偽造品が出回り、偽物が氾濫する中国では「偽物じゃなくて信頼できる本物」であることがとても重要なのだそうです。
オーストラリア製(Made in Australia)のポーポークリームは本物だから愛されるってことです。
赤いパッケージ
中国では赤は成功とお金(富)の色。
長い歴史、オーストラリア製、そしてこの際立った赤色パッケージはすばらしい組み合わせ!ファンタスティックコンビネーション!だそうです。
で、この間薬局に行ったらルーカスポーポークリームの近くに黄色の説明書が置いてありました。中国の国旗は確か赤と黄色(金色)なのでそれなりに意識しているのかなぁと思いました。
オーストラリア出身女優やモデルも愛用
ケイト・ブランシェットやローズ・バーン、ミランダ・カーなどオーストラリア出身の女優やモデルが愛用していることも人気の理由のひとつだそうです。
まとめ
粉ミルク、そしてポーポークリーム。次は何がくるのか楽しみです。
クィーンズランド州ブリスベンの小さな町で生まれたルーカスポーポー軟膏。
今ではすっかり世界の人気者です。大手化粧品会社のように広告をバンバン出しているわけでもないのにすごいなぁと。
ちなみに供給が間に合わないので工場を拡大したそうです。
オロナイン、メンターム、メンソレータムなど軟膏にもいろいろあるけれど、ポーポー軟膏は塗り薬というよりもどちらかといえばコスメに近い印象。
潤いが続いてパッケージもかわいいのでおすすめです。
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オーストラリアン・メイド。