夏服を増やすためにはじめたTシャツリメイク。切りっぱなしでもほつれないTシャツは扱いが楽なので、いろいろと試したくなってしまいます。
まずはTシャツの袖・襟・裾をスパッとカットして「切る・結ぶ・ちょっと縫う」だけの簡単アレンジ。
もっといろんなアレンジがしたい!裾をくしゅくしゅにしたい!という欲が出て、適当に手を動かしてみたらできたそれっぽく見える手縫いギャザー。
もっと本格的なギャザーにしたい!とさらに欲が出てきた今日この頃。今回はミシンを使ったギャザーに挑戦してみました。
難しいと思っていたけれど意外に簡単!Tシャツ以外にも応用が効くので覚えておくと便利!
ゴムを使ったギャザーの寄せ方・縫い方、紐・リボンを使ったギャザー入りリメイクTシャツの作り方などをまとめてみました。
目次
欲しいのはこんなギャザー
これ。
Tシャツやタンクトップ、キャミソールなどに入っているくしゅくしゅ。
こんなプロっぽい感じのギャザーが欲しいです。
ゴムを使ったギャザー
- 費用:ゴム代
- 推定所要時間:約20分~30分
- お手軽度:★★★★★ 意外に簡単
- 自己満足度:★★★★★ あのギャザーの正体がゴムだと分かってスッキリ
手持ちの服で参考になりそうなものはないだろうかとガサゴソしていたら、くしゅくしゅ入りパンツ発見。裏返してみるとなんとゴム!しかも白!大胆。
でもゴムをどうやって使えばよいのか分からない。いろいろ検索してみたものの、ギャザースカートみたいなものがほとんど。
なんとか見つけたこちらのサイトを参考にしながら、ゴムを使ったギャザー寄せにチャレンジしてみました。
『aviver paper patterns』ゴムを使ったギャザーよせ
ギャザーの寄せ方・縫い方
1.ギャザーの位置を決める
ギャザーを入れる大まかな位置(=ギャザーのはじまり・一番上)を決めます。
今回は下から約12cmのところをギャザーのスタート地点にしてみました。
2.ゴムを切る
注意点はゴムをギャザーの距離と同じ長さに切ってもくしゅくしゅにならないということ。
くしゅくしゅにするためにはゴムをピンと伸ばした状態で長さを測る必要があります。
ゴムをギャザーの距離(約12cm)に合わせてピンと伸ばした状態で切ってみたところ、約7cmの長さに。このゴムを伸ばすと約12cm=ギャザーの距離となります。
縫い付けるときのためにゴムをやや長めに切っておくと安心です。
3.ゴムを縫い付ける
Tシャツを裏返して脇の縫い目のところにゴムを縫い付けます(茶色パンツの真似)。
ゴムがピンと伸びている状態だとミシンの針を動かした瞬間にパンッと外れてしまうので、縫いはじめはゴムを伸ばさない状態で縫うのがよろしいかと。
そういう意味でも前ステップでゴムを切るときは少し長めに切っておくと安心です。
縫いはじめの部分が固定されたら(=返し縫いまで終わったら)ゴムをピンと伸ばして直線縫いします。
あらびっくり!くしゅくしゅ!
出来上がったギャザーの長さを測ってみると約7cm。ゴムの長さとほぼ同じです。
出来上がり
ボーダーなのでギャザーがあまり目立たないけれど、だらだらTシャツがちょっと女子っぽくなりました。
縫ってみる前はギャザーの長さとゴムの長さの関係が全く理解できなかったものの、実際に手を動かしてみることで理解できたような気がします。
一度覚えてしまえば簡単。これは覚えておいて損はなさそうです。
紐・リボンを使ったギャザー
- 費用:紐・リボン代・Tシャツから紐を作る場合は費用なし
- 推定所要時間:約30分~40分
- お手軽度:★★★★☆ まぁまぁ簡単
- 自己満足度:★★★★★ リボン結びが可愛い
ゴムを使ったギャザーが思っていたよりも簡単だったので、さらにいろいろ実験。
「そういえば昔、裾からリボンが出てくしゅくしゅになってる服を持ってたなぁ」と思い出し、せっかくなので作ってみることにしました。
ギャザーの寄せ方・縫い方
1.ギャザーの位置を決める
ギャザーのはじまり(ギャザーの一番上)に印をつけます。
今回は下から約10cmのところに印。100円ショップの水で消せるチャコペン大活躍です。
2.裏布を裁断する
紐・リボンを通すためには通り道が必要なので裏布を使って通り道を作ります。
裏布の裁断サイズは
- 縦:ギャザーの長さ
- 横:約3~4cm
なので今回は縦:約10cm x 横:約4cmで裁断しました。
裏布は他のいらないTシャツから切り取りました。
今回はリメイクしたいTシャツと同じような色の裏布を使ったけれど、表からは見えないのであまり気にする必要はなさそうです。
3.紐通し口を作る
次に裏布を「川の字」に縫って紐・リボンの通り道を作ります。
裏布を置いたら、まずは両端を直線縫い。
最後の真ん中は表側から脇の縫い目に沿って縫うとキレイに仕上がります。
川の字になりました。あとは紐・リボンを通すだけです。
4.紐を通す
- 紐の先に安全ピンをつける
- 片方の通し口に紐を通す
- もう片方の通し口に紐を通す
- 出てきた紐の長さをそろえる
5.紐を結ぶ
表に返して紐を引っ張るとあら不思議!くしゅくしゅ!
くしゅくしゅ具合を調整して最後はリボン結びします。それにしても毛玉が多い。
Tシャツ紐・リボンの作り方
紐・リボンは巾着袋やパジャマのズボンなどに使われるような感じのうどんみたいな紐でよろしいかと。お好みで。
わたしはちょうどいい紐がなかったので、いらないTシャツから作りました。
- Tシャツを幅2~4cmくらいでスパッと切る
- 両端を引っ張って伸ばす(5~10回)
- 縫い目の部分を切る
- 簡単なので作り置きしておくと便利
素材によって引っ張っている間に切れたりすることがあるので、細く切り過ぎないように注意。
最初は小さいくずがポロポロ出てくるけれど、両端に引っ張っている間にポロポロがなくなり、勝手にクルクルしてきます。
出来上がり
リボンとくしゅくしゅのおかげで全く面白みのないウォーキング用Tシャツがちょっと可愛く変身。
こういうポイントがあるだけでもなんだか楽しい気分になります。
くしゅくしゅの距離をもう少し長めにしてもよかったかも。Tシャツと違う色の紐・リボンにしてみてもよさそうです。
まとめ
そもそもギャザーって何?レベルのわたしでも本格的なギャザーを作ることができました。
シンプルすぎるTシャツ、シルエットや長さが気に入らないTシャツなどはギャザーを入れるだけでも印象が変わりそうです。
ワンピースやチュニックのウェスト周辺や胸元、タンクトップやキャミソールの裾や胸元、スカートの裾などいろいろ応用できそうな予感。
あぁイメチェンって楽しい。服の数は増えていないのに服が増えた気分です。
新しい服を買う前に手持ちの服をリメイク!ついでに最近ちょっと飽きてきた他の服もアレンジ・リメイクしてみようと思います。
【追記】Tシャツリメイク関連ネタまとめ
水で消えるチャコ。