古い家・中古住宅も大切な資産だ!ということで本気で取り組みはじめたDIY・リフォーム。
ペンキ塗り替えや押入れプチ改造などここ最近いろいろとがんばりすぎたせいか、すでに燃え尽きています。
燃え尽きる前にリフォームしたのは子供部屋。
インテリア雑誌やサイトに登場するような「海外のおしゃれでかわいい子供部屋」風に壁をカラフルに塗り替えてみることにしました。
DIYペンキ塗りといえば、塗りたくない箇所に貼って保護するマスキングテープ・養生テープ。
前回マスキングテープを使わずに作業を進めたところ、床にペンキが付いてしまいました。さすがに今回は必要だろうと思ったら「マスキングテープなんていらないって!」と夫。
本当に大丈夫だろうかと思いつつ夫の言葉を信じて作業を進めた結果、とても痛い目にあいました。
夫への怒りを込めて。自戒を込めて。DIYペンキ塗りに必須!マスキングテープ・養生テープの大切さをまとめてみました。
目次
ペンキの色選び
カラフルな壁にしたいなぁと思いはじめたのは数年前。
古本屋さんで見つけたこの本に登場する子供部屋がもう本当にかわいくて。何度見返したことか。
やまぶき色みたいな黄色がいい!と色だけは自分の中でほぼ決まっていました。なのでスカイブルー、クリームイエロー、グリーンといった夫の意見は無視。
子供部屋といっても、まだ3人一緒に寝ているので服やおもちゃを置いているだけ。でもそのうち1人で寝ることになると思うので今から準備しておこうかと。
具体的には
- 壁一面:黄色
- 残り三面:白すぎない白
といった感じで塗り替えることにしました。
英語ではfeature wall(フィーチャーウォール)と呼ぶそうです。
ペンキを塗る前の準備
引越し気分で片づけ
作業スペースを確保するためにまずは片づけからスタート。
- カーテンや壁の絵をすべて外す
- 部屋にあるすべてのものを床にバサバサと散乱させる
- 「いるもの」と「いらないもの」の見直し・仕分け作業
- 「いるもの」はダンボールや袋に入れてどこか別の場所に放置
中途半端にちまちまやっていても終わらないので「これから引っ越すぜ」という心構えで全部バサーッと放り出しちゃいます。
片づけって本当に面倒くさい。
道具の準備・買い出し
DIYホームセンターへ。おぉ!いろんな色がある!でもやっぱり黄色で。
おじさんがこんな機械でペンキをごにょごにょ混ぜていました。
最初に用意したもの・購入したもの
- 黄色ペンキ(新規購入)
- ローラー(新規購入)
- 白色ペンキ
- 刷毛・ブラシ
- 壁用洗剤
- 壁の穴補修用パテ
- サンドペーパー
- 家にある古いシーツ・タオル
夫の言葉を信じてマスキングテープは買いませんでした。
壁の穴・キズ補修
(夫の)手抜きで壁の一部が盛り上がってしまった前回のペンキ塗り替え。
この教訓をいかして
- パテを塗る
- 乾いたらサンドペーパー・紙やすりで表面を平らにする
といった流れでしっかりと補修しました。
壁の掃除
壁の掃除なんてめったにしない、というよりも入居当時以来、掃除はしていません。
「ペンキ塗る前にこれで壁洗って」という感じで売られている壁用洗剤で掃除。
壁はキレイそうに見えて実は結構汚いです。
ペンキ塗り替え作業
壁の掃除も終わり「明日からペンキを塗りはじめよう」ということになりました。が、どんな色なのか気になる!早く見たい!と先走ってペンキを塗りはじめる夫。
また余計な仕事を増やされてもいやなので「明日やるって決めたんだから、やめて」と懇願するも無意味。人の話を聞かずにそのまま塗り続けていました。
しかも壁と床の間にある幅木にも塗ってる!わたしとしては幅木は白、あくまでも壁だけを黄色にしたかったのでこれは困るなぁと。
写真を見せた方が早いだろうと思って本を見せても「いや、こっち側は全部黄色だから!」と全く聞く耳を持たず。これ以上話しても無駄なので勝手にやらせておくことにしました。
翌朝の状態。幅木がほぼ黄色。あれほど言ったのに。
ついでにマスキングテープで保護しなかった床にも黄色ペンキが付いています。
頭がクリアなうちに!と思い「幅木は白がいい」と写真を見せながら改めて説明したところ、あっさり承諾。
まずは刷毛で四隅、その後ローラーでスイスイ塗っていきました。
黄色は終了。白色の壁三面もほぼ終了。
なんか順調。なんかいい感じ。
すべてが順調に見えたその矢先、ものすごいガタガタ発見。
黄色の壁に白色ペンキが入り込んでガッタガタです。
「やっぱりマスキングテープを買いに行こう」と思ったけれど、早く終わらせたいという気持ちでいっぱい。
とりあえず細い筆でガタガタを修正してみることにしました。
1人で黙々とガタガタ修正。
だいぶよくなりました。
これでほぼ終了かなぁと思ったら、他にもガタガタ発見。
照明スイッチにも黄色ペンキ。やる気激減です。
さらに追い討ちをかけるように塗り替えたばかりの白い壁に息子がシャーッと黄色ペンキで落書き。
やられた。もうすべてが嫌になりました。
マスキングテープ・養生テープ購入
気を取り直して、翌朝マスキングテープを買いにホームセンターへ。
中途半端に細い筆でごにょごにょやっていても仕方がないと思い、マスキングテープを貼ってガタガタ部分を修正することにしました。
「まだやるの?狂ってる!」と夫。You are mad!って言いやがりました。
腹が立ったのでまた1人で黙々と作業。ガタガタが目立つ所(ほぼ全部)にテープを貼って。
付着したペンキを落とすため照明スイッチにもテープを貼って。でも天井付近は高すぎて足がつりそうになったので途中で終わり。またいつか気が向いたら修正しようかと。
怒りに任せてドアも白色ペンキで塗ってしまいました。
ペンキが完全に乾く前におそるおそるマスキングテープをはがしてみたら、あらキレイ!
ほぼまっすぐ!マスキングテープってすごい!最初からこうすればよかった。
マスキングテープの使い方・コツ
テープを指で押さえて壁にしっかり密着させながら貼る
テープの貼り方があまいと浮き上がった部分・隙間からペンキが入り込んで写真のようになります。
でも、この程度なら細い筆でちゃちゃっと修正できるので大きな問題ではないかと。
ペンキが完全に乾く前にはがす
ペンキが半乾き・生乾きの状態の方がはがしやすいです。
数年前、押入れみたいな備え付け収納棚にペンキを塗ったときのこと。
マスキングテープを貼ったまま数日放置したところ
- テープの上に塗ったペンキがガチガチに固まった
- 乾いたペンキにカッターナイフで切れ目を入れながらはがすことになった
- テープの粘着力が増してはがれにくくなった
- 壁にテープのベタベタが付着した
- テープをはがすついでに壁のペンキがちょっと落ちた
とそれはもう大変なことになりました。
今回はペンキを塗ってから数分でテープをはがすことに。
スムーズにはがすことができ、キレイに仕上がりました。
出来上がり
思い描いていた通りの仕上がりです。この色なら男の子でも女の子でもいけるだろうと。怒りに任せて塗ったドアもいい感じ。
本当にがんばった。お疲れ。
カーテンがないけれど、まぁいいかと。また後で考えます。
おもちゃの収納はとりあえず今ある家具を活用。IKEAのおむつ替え台チェンジングテーブルも収納棚として使えます。
まとめ
そんなわけで完全に燃え尽きました。
夫に狂ってる!とまで言われて。ペンキ塗りはしばらくいいや・・・って気分です。
でも、息子が黄色い壁を指差しながら「ペイント!ペイント!」と嬉しそうにしているし、部屋も見違えるほどキレイになったのでよかったです。
最初からマスキングテープを使っていたら「塗って修正して、また塗ってまた修正して」なんて回りくどいことをせずに済んだなぁと。
「ガタガタになっちゃうかも」とビクビクせずにもっとのびのびと作業を進めることができたのではないかと思います。
テープを貼る作業は面倒だけれど、このひと手間のおかげで作業がだいぶ楽になるはずです。
塗り替える前の壁の色と新たに塗るペンキの色が同じでも床や電源・照明スイッチにペンキが付着するので、やっぱり、マスキングテープは必須ではないかと。
今回の学び:DIYペンキ塗りにはマスキングテープ!旦那の手抜きに気をつけろ!
しばし妄想。