プレゼント選び以上にストレスを感じてしまう苦手なラッピング。
先日はクリスマス直前になって焦らないようにラッピング袋を手作り。袋に入れてリボンを結ぶだけなので不器用なわたしでも簡単におしゃれラッピングができるようになりました。
ラッピングセンスほぼゼロのわたしにとって最も苦手なのが箱ラッピング。ラッピングペーパー・包装紙がビリッと破れたり、小さな穴ができたり。いつもヨレヨレ・グシャグシャです。
ラッピング中にそのすべてがイヤになり、作家が原稿用紙をクシャクシャに丸めてゴミ箱に投げ入れるように何度もラッピングペーパーをクシャクシャに丸めて捨てました。
もうこれ以上包装紙を無駄にしたくない。箱ラッピングに伴うイライラを軽減したい。時間と手間をかけずに簡単キレイに箱ラッピングできるようになりたい。
ならばシワもヨレも紙ほど気にならない布でラッピングすればいいじゃないか!と思い立ち、実験もかねて余り布を使って風呂敷(もどき)を作ってみました。
破れにくくて丈夫!見た目もおしゃれ!ササッとキレイに箱ラッピングができる!
超簡単!風呂敷の作り方・縫い方、手順をご紹介します。
海外でも注目!日本の伝統文化「風呂敷」
風呂敷(ふろしき)と聞いて真っ先に思い出すのはお弁当。
小さい頃、母が運動会やピクニック用のお弁当を風呂敷で包んでいたのを今でもはっきり覚えています。
そのはじまりは奈良時代だそう。
ふろしきはその名のとおり、室町時代に風呂で敷いた布に由来するそうです。古くは奈良時代から布で包む文化がありました。
ここ最近、海外のインテリア・雑貨関連の雑誌やウェブサイトでよく見かける風呂敷FUROSHIKI。
- 多機能
- 美しい
- なんでも包める
- 小さくたためるので収納場所をとらない
- 持ち運びが楽
- 破れにくい
- くり返し使える
といった感じで汎用性の高さと見た目の美しさ、また環境配慮につながる点も人気の秘密のようです。
風呂敷のサイズ
- 約45~50cm
- 約68~70cm
- 約90cm
- 約100~104cm
が一般的な風呂敷のサイズだそう。
てっきり正方形だと思っていたら、なんと微妙に長方形らしい!です。奥が深い。
今回は余り布を使うので一般的な風呂敷サイズにはこだわらずに作ることにしました。
超簡単!おしゃれ風呂敷の作り方
- 費用:生地の価格による・家にあるもので作れる可能性大
- 推定所要時間:ミシン→約30分~1時間 手縫い→約2時間~3時間
- お手軽度:★★★★★ 即席じゃないけれど超簡単
- 自己満足度:★★★★★ いまどき!な雰囲気の風呂敷
所要時間は10分~15分ほど。ものすごく簡単でした。
材料
- 好きな生地・余り布
- 糸
古いシーツやベッドカバーなどを再利用してもよろしいかと。
今回はちょうど正方形に近い感じで残っていたIKEAの生地を使用することにしました。
1. 生地を裁断する
プレゼントをラッピングできるくらいの大きさで「なんとなく正方形」に裁断します。
一般的な風呂敷サイズに合わせてもよろしいかと。
今回使ったIKEA生地は
- 裁断サイズ: 縦71cm x 横70cm
- 仕上がりサイズ: 縦67cm x 横66cm
といった感じ。
4辺全部を「1cmで折ってアイロン→1cmで折ってアイロン」という感じで三つ折りした結果、
- 縦の長さ:71cm-67cm=4cm(上下2cmずつ)
- 横の長さ:70cm-66cm=4cm(左右2cmずつ)
とちょうど4cm差になりました。
つまり、生地の裁断サイズは「希望の仕上がりサイズ+縦横各4cm」で算出できることになります。
2. 4辺を三つ折りする
ここでアイロンの登場。4辺を三つ折りします。
角の処理方法がよくわからなかったので手持ちのキッチンタオルを参考にすることに。
まず左右を三つ折り。1cm折ってアイロン。さらに1cm折ってアイロン。最後にマチ針でとめます。
続いて上下。1cm折ってアイロン。また1cm折ってアイロン。最後にマチ針でとめます。
3. 4辺を縫う
前ステップで三つ折りした4辺をダーッと直線縫いします。
出来上がり
びっくり!超簡単!
あっという間に風呂敷の出来上がり。
【追記】あまりに簡単だったので遠い昔カーテンを作ったときの余り布を使って追加で2枚作りました。
包み方・使い方
プレゼントを大体真ん中くらいに置いて。
手前をクルッとかけて下に折り込んで。
反対側もクルッとかけて。
左右の端を上に持ってきて。
キュッと結んだら完成です。
メッセージカードをはさんでみたり。
正方形の箱もササッとキレイにラッピングできました。コロンとしていて可愛いらしい。
他にもいろんな包み方がいっぱい。
まとめ
難しいかなぁと思っていた手作り風呂敷。あまりにも簡単に作ることができてびっくりしました。
大嫌いだった箱ラッピングが可愛くキレイにできるようになって嬉しい限り。箱以外にもいろいろ包めそう。
- 紙と違ってシワやヨレがあまり目立たない
- 破れたらどうしよう、穴があいたらどうしようとビクビクしながらラッピングせずに済む
- ラッピングペーパーを無駄にしない
- ゴミが出ない
季節やプレゼントを渡す相手のイメージや好みに合わせて生地を選ぶのもまた楽しそうです。
プレゼント以外にもパーティーに食べ物を持参するときやお弁当包みなど何かと便利そうなので、もっとたくさん作る予定です。
今さらながら気づいてしまった風呂敷の魅力。
日本人として「もったいない精神」と「風呂敷」というステキな伝統文化を大切にしながら使い捨てに頼らない暮らしを築いていきたいなぁと強く思いました。
【追記】風呂敷の包み方や結び方、バッグの作り方を学んでみました。
全部覚えたい!