オーストラリアで「おぉ~これはすばらしい!」と感銘を受けたものといえば!オプショップ(OP Shop:Opportunity Shop)と呼ばれるチャリティショップ。
「不要になったものを寄付する→売る→収益は慈善事業へ」といったすばらしい仕組みのセカンドハンド・中古・リサイクルショップです。
はじめてオプショップに足を運んだのはイギリスに行ったときに立ち寄ったオックスファム(Oxfam)。ここオーストラリアでも様々な団体がオプショップを運営しています。
誰かにとって不要なものが必要としている誰かのところへ!その収益が誰かの助けになる!
オーストラリアのオプショップや店内の様子などについてまとめてみました。
オーストラリアのチャリティショップ「オプショップ」
仕組み・システム
- 不要なものを寄付する
- 低価格で販売される
- 収益が慈善活動に使われる
といった感じ。
- ものを無駄にしない
- 誰かにとって不要なものが必要としている誰かの手に渡る
- 低価格で購入できる
- 収益が助けを必要としている人・動物・自然保護のために役立つ
などステキな連鎖を生み出すシステムです。
各団体が活動資金を得るという目的の他、経済的に恵まれない人たちが低価格で生活用品を入手できるようにする、といった目的もあるそうです。
売られているもの
店の方針や規模にもよるけれど
- 衣類
- 靴
- バッグ
- アクセサリー
- キッチン用品
- 家具
- おもちゃ
- 赤ちゃんグッズ
- 本
- レコード
- CD/DVD
- 自転車
- エクササイズグッズ
など小さなものから大きなものまで売られています。
ちなみにオプショップが好きな人やオプショップでよく買い物する人のことをオプショッパー(OP Shopper)と呼ぶこともあるそうで、たまにニュース番組の特集に登場することも。
最近は掘り出しものや「人とは違う何か」を求めてヴィンテージ系・レトロ系の衣類などを探しにオプショップ巡りをする若者やインスピレーションを得るためにオプショップに足を運ぶファッションデザイン学生なども多いようです。
オプショップ運営団体
よく見かけるオプショップはこんな感じ。
- サルベーションアーミー(The Salvation Army)
- ライフライン(Lifeline)
- ヴィニーズ(Vinnies)
- オーストラリアンレッドクロス(Australian Red Cross)
- アールエスピーシーエー(RSPCA)
- アニマルウェルフェアリーグ(Animal Welfare League)
- その他小さな教会系
など世界規模の団体やオーストラリアの団体などいろいろです。
オプショップの様子
寄付したいものはお店のスタッフに渡したり、DONATIONと書かれているカゴなどに入れます。店の外に寄付用ボックスが設置されているところも。ゴミ箱ではありません。
古着がズラリ!夏物・冬物・アイテム別・サイズ別・色別など見やすいようにキレイに陳列されているお店が多いです。
食器がズラリ!お皿、ワイングラス、マグカップ、ティーカップ、ビアグラスなど種類も豊富です。
キッチン用品がズラリ!オーブントレーや鍋、鍋のフタ、トースター、電子レンジ、パン焼き機などもあります。
まだまだ!これでもか!ってくらいたくさんあります。
まとめ
はじめてオプショップに足を運んだとき「こんなものまで売っているのか!」とカルチャーショックを受けたことを覚えています。
日本ではお金を払って引き取ってもらったり、「トレンドじゃないから」といった理由で引き取ってもらえなかったりといったこともあったので、オプショップのシステムを知ったときは衝撃的でした。
自分にとって不要なものでも、それを必要としている誰かがいる。
たまに手放すことを躊躇してしまうこともあるけれど「誰かの役に立つなら!」と思い切って手放すことができるようになりました。
そんなわけでオプショップに感謝!
【追記】地球にやさしい生活チャレンジ!わが家の取り組みや家庭でできるエコ活動、アイデアをまとめてみました。
オプショップもエコバッグでお買い物。